地上アナログ(略して地アナ)放送終了月となった7月。
1日からは地アナ画面の左端に、でかでかと表示されるようになったカウントダウン。
「放送終了まで○○日」
私は未だブラウン管のテレビだけど、テレビとつないでいる録画機がデジタル放送を
(もちろんBSもデジタル放送)受信できるので、データ放送を楽しんだりと何の心配もいらない。
が、今月に入って初めて地アナの映像を見たとき、なんか強硬的なものを感じたものだ。
「お前らさっさと地デジにしろ!あと○○日で見れなくなるぞ!」
松本龍が上から目線で訴えているようにも見えてしまうんだもの。
7月13日付南日本新聞のひろば欄に、私と同じように感じていた方の投書を目にした。
綴られた言葉に地デジ弱者の存在を強く訴えている姿勢を感じた。
「この状態を地アナ終了まで押し通すつもりか?視聴者は我慢を重ねないといけないのか?」
その方はNHKや総務省のコールセンター(視聴者向け窓口)に電話をし改善を求めたそうであるが、投稿者が納得する答えがなかったそうだ。
投稿者本人が納得できない対応ということは、
「デジタル放送に早めに切り替えてください」というお願い一辺倒だったのであろう。
まぁ、さすがにあの表示じゃぶち切れるのも仕方あるまいなあ。
と思う反面、投稿者がモンスタークレーマー化して、
コールセンター側もさぞかし大変だったであろうとも思えてならない。
おそらく全国津々浦々からこの方のようにクレームが来ているんだろうなあ。
地デジ弱者の存在を訴えている姿勢は理解できるんだけど、
投稿者の地デジ化対策に全く理解したがらない頑固さを感じなくもない。
目まぐるしい放送の進化についてゆけず、コールセンターにやつあたりしているようにも見えて、
国の代表者の身代わりのようにクレームに対応されている方々が気の毒に思えてしまう。
ちなみにこの投稿者は鹿児島市内在住とのことで、市内のどこにお住まいかは未公表。
もし地デジが容易に受信できる地域にお住まいだったとしても、数年前からテレビ局から宣伝し続けていた地デジの事を、難しく思えて詳しく知らなかったのかもしれない。
アナログ放送を受信している自分とは関係がないと思い込んでいたのかもしれない。
そして、関心ないまま地アナ終了間際の土壇場になってジタバタしているのかなと。
地上波アナログ放送終了パニック、まだまだ続きそうだな・・・・・。