私の美術館巡り

 私はモネやゴッホなどをはじめとする印象派の絵画を見るのが好きなので、日本各地や海外の美術館巡りをします。気分転換に絵を見に行くのもいいですよ。外出してまで絵を見に行くのが面倒くさい、関心ないなんて言っている皆さん、そんなこと言ってないでのんびりと美術館巡りをしてみませんか?ぜひ行ってみて下さい。いつかきっと絵を見ることの楽しさが湧いてくるでしょう。
 これまでに行った美術館は次の通りです。その中で印象に残った絵画などを紹介します。


 鹿児島市立美術館・・・・ 私の地元・鹿児島市内の美術館。常設展示やパリのプティ・パレ美術館展な
          ど、数回足を運びました。
           油彩・工芸・日本画・西洋近代画などがそれぞれの展示室で展示されていました。時
          々、絵画が変わっていくので見に行きたいと思っているのですが・・・。
           12年前の98年8月、父と二人で黒田清輝展を見に二回目の美術館巡り。清輝が自分
          をモデルに描いた「河畔」は心が洗われたような感じがしました。また、私の好きなモネ
          の睡蓮を見る機会も得られ、一つ思い出ができました。

 大原美術館・児島虎次郎記念館・・・・ 10年前の99年に講演旅行で岡山を訪れた時、講演会の前日
          に行きました。
           本館・分館・工芸館・東洋館のそれぞれの展示室にたくさんの作品が展示されていま
          した。私の好きな印象派の絵画もその一つです。
           二日目には岡山県出身で日本叙情歌「宵待草」の作詩家・竹久夢二記念館へ。この
          日は月曜日で、なんと休館日だったのです!私たち家族だけでなく、岡山を訪れてい
          た観光客の方々もまさか休館日だとは知らずに来られていたので、館員の方が特別に
          開けて下さいました。こんなハプニングにもまた一ついい思い出となりました。

 松下美術館・・・・・ 私の住んでいる姶良郡(現・霧島市)内の美術館。
           ピカソ、ルノアールなどの西洋美術品や郷土出身者の絵画がたくさん展示されてい
          ました。ほかにも素敵な色彩の絵画も多数ありましたが、彼の代表作「ゲルニカ」を感
          じさせる強烈な絵画もありました。なかでも郷土出身の画家・黒田清輝の美人画には
          目を奪われてしまいました。

 都城市立美術館・・・・ 宮崎には2回ほど美術館巡りをしています。
           一つはノルウェーの彫刻家・グスタヴ・ヴィーゲランの彫刻展で、大学一、二年の頃に
          その時の様子を英作文の原稿作りに使った記憶があります。ちょっとほろ苦い思い出が
          よぎってしまいました。すみません。
           もう一つはブルターニュの海と空展でした。フランス・カンペール美術館所蔵の絵画が           たくさん展示されていました。色彩豊かな絵画でいっぱいでした。あまりの美しさに見とれてしまいました。

 長島美術館・・・・ 鹿児島の象徴・桜島の雄姿を眼前に見ることができる美術館。
           長島美術館別館落成記念展でした。多数の絵画や彫刻、工芸などが第1企画室から
          第7企画展示室にかけて展示されていて、そのほかたくさんの作品もありました。なかで
          もマルク・シャガールの絵画やオーギュスト・ロダンの彫刻「考える人」の二つの作品に
          目が止まり、くぎ付けになってしまいました。

 福岡市美術館・・・・ 講演旅行や私用で福岡に数回行ったこともあり、思い出に残る美術館です。よく
          家族三人で行ったものです。
           父の研究会について行き、母と「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」などのアニメの生み
          の親、手塚治虫の原画展を見に行きました。子どもの頃に彼が夢中になって集めてい
          た昆虫の標本の写生がずらっと並んでいました。幼少の頃の治虫の趣味が大の昆虫集
          めだったとは!すごいの一言に尽きます。

 
20世紀最後の2001年、念願の夢だったパリ行きが実現しました。My Dream Came True!まさにそ
の言葉通りの第一歩を踏み出すことができました。今でもまだパリに行ったという実感の湧かない自分が
います。
 私にとってあこがれのパリがどんな街だったのか、美術館巡りを通してちょっと書いてみようと思います。
(詳しくは「夢紡ぐ綾ー私のパリ紀行ー」・かもがわ出版をどうぞ。)


 ルーヴル美術館・・・・ オプショナルツアーで回りました。(バスの時間の都合で少し駆け通りでしたが
          ・・・・・)
           あまりの広さに私たち家族もびっくり!広いの一言に尽きます。
           メインの入口にガラスのピラミッドがあるのはご存じの通り。それをポイントにしながら入
          口を探したのですが、方向音痴の家族三人は正面玄関より少し離れた裏手から入って
          しまいました。(^^)
           さて、今もなお謎が解けないままとなっている絵が一枚だけ人気を博しています。それ
          はレオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」の絵。その回りになんと人だかりができていたの
          です。私もそれを掻き分けて一番前で見ましたが、これだけの人気があるのはこの絵の
          中の微笑なのかもしれません。

 オルセー美術館・・・・ この美術館、何の建物をモチーフに作られたのか皆さん知っていますか?実は           駅舎だったのです。すごいでしょう。
           1900年のパリ万博のために建てた美術館を改装したものだけに、広くて展示室もたく
          さんありました。名古屋の靴屋で新調したドイツ靴で、家族三人で印象派の絵画をなん
          と三時間半も見てしまいました。
           モネ、セザンヌ、ドガ、ルノアールなど、印象派の絵画が圧倒的に多く展示されていて
          印象に残ったのはモネの「睡蓮」、ドガの「踊り子」でした。実際にパリに行って見てみる
          と、それぞれ違う魅力があるのですね。


 
オランジェリー美術館にモネの絵が展示されているとのことで行く予定でしたが、残念ながら改築中で休館となっていました。ガイドさんからマルモッタン美術館があることを教えられ、家族三人で行ってみました。

 マルモッタン美術館・・・・ 小ぢんまりとした美術館ながら、中に入ると意外に広い建物でした。あまりの
          広さにモネの絵がどこにあるのだろうと迷いましたが、家族三人で手分けして探してみ
          ると、なんと地下に展示されていました。
           代表作の睡蓮をはじめほかの彼の作品が50数点もあったことに驚きながらも、夢に見
          ていたモネの透明感にあふれた色彩の絵に出会い、救われたような気持ちがしました。

 国立西洋美術館・・・・ 上野公園内の美術館。
           絵画や彫刻、そのほか多くの展示物もありましたが、印象に残った絵はやはり印象派
          でした。なかでも私の好きなモネの睡蓮以外の趣の違った作品も見られました。
           1階ロビーのレストランで昼食に食べたステーキもおいしかった。(^^)
           二度目の美術館巡り。目当てはやはりモネをはじめとする印象派の絵画でした。残念
          ながら改築中で見ることはできませんでしたが、オーギュスト・ロダンなどの近代彫刻や
          中世末期から18世紀までのオールドマスターの絵画が展示されていたので、見られた
          だけで充分の満足感が味わえました。 

 いわさきちひろ美術館・・・・ 東京・練馬の美術館。長野県の安曇野にもちひろの絵が展示されている
          美術館があります。
           きれいで可憐な作品がいくつか展示されていましたが、なかでも初めて見る絵が何点
          かあり、貴重なひとときを過ごしながら見ることができました。ほかのプロの画家が描く絵
          画と違い、彼女の絵は純粋で心優しい子ども達のかわいくてあどけないタッチで描かれ
          ているのが印象的でした。
           また、ちひろ自身も結婚し子どもも生まれ、自分の子どもをモデルにした絵もあって胸
          打つ作品でした。好きな絵とともに50年の生涯を生きたちひろ。だから
          彼女の絵は多くの人達に今でも愛されているのでしょう。

 鹿児島市立美術館・・・・ 2003年8月29日、佐伯祐三展を見に行きました。ヴェラマンクやゴッホなどと
          絵を通して数々の交流を重ね、描き続けた30年の燃え尽きた生涯でした。特に郵便配
          達人の絵はダンディーで、どこか少し物静かなところもある感じの絵でした。
           パリで自分探しを続け、絵に人生をかけた祐三の集大成の時代展でした。

 京都市立美術館・・・・ レトロな雰囲気のある古い建物で、有効に利用されていました。
           父の加世田中時代の生徒さんで以前、京都市庁に勤められていた柴田様からパリ/
          マルモッタン美術館展のチケットを頂き、鑑賞に出かけました。パリで見た時のモネの
          睡蓮の絵を見ながら、再び感動を味わうことができました。なかでも今まで見たことのな
          いモネの真っ赤な睡蓮に初めて出会って驚き、感動しました。

 いわさきちひろ美術館・・・・ 安曇野の自然と木をふんだんに使った、ちひろファンの子どもも大人も
          楽しめる美術館。
           館内の広さから予想をはるかに越える多数のちひろの絵に出会いました。彼女の生
          まれ育った背景がよくわかり、それを象徴するような展示物もあって見ごたえがありま
          した。東京・練馬の美術館で見た時のと趣の違った絵も初めて見ることできました。
           美術館の外のテラスで、彼女の息子さんの松本猛さんが取材を受けているのを身近
          に見ることができました。

 無言館・信濃デッサン館・・・・ 第二次世界大戦で没した画学生の慰霊を掲げて作られた美術館。静
          かな森の中にぽつんと、小ぢんまりとした建物でした。
           太平洋戦争により、志半ばで若い命を絶った戦没画学生達の絵が多数集められて
          いました。彼らの絵の中には平和に対する思いが込められ、私たちが今忘れかけてい
          る何かを思い出させてくれるような感じがしました。
           なかでも作家であり、故・水上勉さんをお父様に持つ息子さんの館長・窪島誠一郎さ
          んの詩は私たちの胸に迫ってくる意味深い問い掛けがありました。
           あらたに一つ、美術館巡りに加えました。ここは私たち若い世代が戦争の悲惨さを改
          めて再認識し、核兵器のない平和な世界をつくるためにぜひ行ってみてほしい所です。

 台北市立美術館・・・・・ 台湾旅行三日目の朝、台湾ダウン症基金会の李様の運転される送迎バスで
          行きました。
           玄関ホールも中も息をのむほど広く、台北市では最も大きい美術館でした。これだけ
          の広さに台北の現代と古典の作品がたくさん展示されていて、かなりの見ごたえがあり
          ました。なかでも水墨画をはじめ、その時代に作られた作品もあってとても印象的でし
          た。

 故宮博物館・・・・・ 台湾旅行最終日、台湾東販の陳呉様や顔様と一緒に行きました。
           台湾を象徴する最大の博物館で、息をのむような広さでした。
           別館にもほかの展示物が多数ありましたが、残念ながら工事中で中に入ることはでき
          ませんでした。歴史好きの私にとって台湾の歴史にまつわる作品がたくさん展示されて
          いてとても興味深く見ることができました。
           博物館の玄関先(?)になんと日本の桜が咲いていたのです!まさかこんな所に桜が
          咲いているとは、嬉しい驚きでした。

 国立西洋美術館・・・・・ 二つの講演旅行(千葉・東京)を終え、帰りに家族三人で行きました。
           美術館の1階のレストランで昼食に食べたステーキはこれが3度目です。
           二度目の美術館巡り。宗教画や印象派の絵画などが展示されていました。絵画だけ
          でなく彫刻も展示されていて、オーギュスト・ロダン、モネやセザンヌなどの作品が多数
          ありました。
           私の目に飛び込んだのはやはりモネの睡蓮。透明感あふれる彼の絵に吸い込まれ
          そうになりながらも、この絵にかけた彼の情熱が伝わってくるような感じがしました。

 どこに行ってもとても楽しく、うっとり見とれてしまうようなひとときを過ごすことができました。感動の美術
館巡りでした。これからもまたいろんな所で充実した美術館巡りをしようかと思っています。
 次はイタリアのフィレンツェ。Let’s Go!

 一言: 幼い頃から、いわさきちひろの絵と「画集・世界の名画」を見て育ったあなたが美術館巡りで本
    物の絵を自分の目で鑑賞できるようになったことをとても嬉しく思います。
     20数年前、私はちひろの「緑の風の中で」を飾りたいと思いながらずっと果たせませんでした。
    今年のちひろカレンダーの表紙にその絵を見つけ、リフォームしたキッチンの隅にやっと飾ること
    ができました。額縁も当時のものをペイント(ちょっとまだらですが。)
     (いつもあなたの子育ての原点に帰りたい母より)

                                                
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