宇宙人を捜そう!再び・・・(04/12/03)


ここ数年来私はあるプロジェクトに参加しています。
といっても、大層なものではなく、PCの空き時間を利用して電波天文台で受信した電波を世界中のPCで解析してその中から宇宙人を捜そうというものがあるのです。プロジェクトの名前はSETI@Home(セチ・アット・ホーム)
といいます。


SETIってなんだ?

そもそもSETIとはSearch for Extraterrestrial Intelligenceの頭文字をとったもので、訳せば地球外の知的生命体を探そう!って感じ。
ただ、どうやって探そうか?とした時に知的生命体なら電波を何らかの形で利用しているはずだ!それなら電波天文台で受信できるんじゃないか?というのが発想の元になっています。その受信データを分散コンピューティングの手法で分析しよう!というのがSETI@Homeなのです。

SETI@Home BOINC版って?

これまで、バークレー大学のサーバーを使用して運営してきたのですが、最近になって大学の運営する分散コンピューティングシステム(BOINC=Berkeley Open Infrastructure for Network Computing〜バークレー・コンピューターネットワーク公開基盤〜)を利用したシステムに移行しています。(これまでのSETI@Homeをクラシック、現行をBOINC版と称するところもあります)

SETI@Home BOINC版の動作画面

このBOINCを利用したSETI@Homeは2004年6月22日に開始され現在に至っています。
これまではワークユニット数で表記していたものを計算した量に置き換えたものになっています。特徴としては、計算速度が恐ろしく速くなった事と、CPUのプロセッサ監視が強力になったことでしょうね。

私も長らくクラシックで解析を行ってきましたが、正式にはBOINC版にすでに移行したようですね。
というわけで、今後こちらの方での解析を進めていきます。

宇宙は広いので、いつか何かを見つけることを楽しみに、じっくり稼働をさせたいと思います。

なお、このSETI@Homeに興味を持たれた方のために、リンクを準備しておきます。

SETI@Home BOINC版の日本語ページです Based by