Internet Explorer 5.0の実力は?

 

ブラウザの全体像11月19日からMicrosoft社のサイトからInternet Explorer 5.0ベータの日本語版が配布開始されました。すでにインストールされた方もいるでしょうが、早速私もインストールしてみました。


外見上は大きく変わったところは内容に見えますが、お気に入りのところにはボタンが配置されて、操作性の向上が図られています。また、キャッシュの中に保存されている情報を読みとって、表示可能なページは黒くタイトルが表示されるなど、オフラインモードの大幅な強化が行われています。また、表示速度の方も大きく改善されているように思います。IE3からIE4になって表示速度が改善されたものの、まだまだNetscapeやのブラウザから比較してもだいぶ遅かったのですが、今回のIE5.0ではだいぶ速度が上がったような感じを受けます。

黒い部分がキャッシュのあるところ表示がIE4.*では部品をそのまま置いていく形のように「貼り付けていく」というイメージが強かったのに対して、この5.0ベータでは頭の方から流れるように表示されていくというのが特徴のようです。そのために、見やすさという点でもかなりイメージが変わったような感覚を受けます。

これは、IE5にはOfficeなどに導入されている“InteliSenceテクノロジ”という支援機能をを搭載することによって操作の単純化や自動化などの向上が図られてる点でしょう。

新しい技術を導入してぐっと使いやすくなったInternetExplorer5.0ですが、今回のベータ版は開発者やWindowsの操作を熟知したプロフェッショナル向けとなっています。トラブルの復旧や回避に自信のない一般ユーザーのインストールは奨めていません。
とはいえ、IE4.0をベースに開発されているだけあって、ベータ版とはいえ比較的安定していますので、興味のある方はお試しあれ。

ただし、最低でも7MBほどのサイズをダウンロードすることになるのでトラフィックの少ない時間帯にダウンロードすることをおすすめします。

このIE5.0のほうはもう少し使い込んでから再びレビューしてみようと思います。