国民性なんだろうけど・・・

先週(9月第3週)は、台風と台湾の大地震に終わったような気がする。今回どちらの方もTVが細かく報道したのである程度の情報は家にいながらわかったのだが、このなかで少し気になる部分があった。

大地震に見舞われた台湾では各国の救助隊の手によって救援活動が行われているシーンがテレビでも多く報道された。このなかで韓国の救助隊が建物内に閉じこめられた人を救出したシーンでのこと。彼らはテレビカメラに向かって(しかもカメラ目線で・・)口々に「やったぞー!命を救出したぞー!!」と声高らかに叫んでいた。(けっして“人”を助けたとは言わない)
他の国の救助隊はこんな事は全くやっていない。無論、要救助者が救われたら皆うれしそうな顔をしている。だがそれは、任務を遂行できた喜びの顔であり宣伝するようなパフォーマンスは行わない。

「なんじゃこりゃ?」これが僕の第一感想。

国民性とはおもしろいもので、同じアジアの人間でもこうも違うのかとおもわせる。特に、太平洋戦争以来大きく変わってしまったのは日本人だろうが、隣の朝鮮半島の住人たちはこれまた変わっていると思う。日本などからの支配の歴史を繰り返したからではないのかとは思うが、これまでに民族意識の強い国民も珍しかろう。
とにかく自分たちが優れているというアピールを行うのだ。
北朝鮮しかり韓国もまた同じ。
国民性を失って久しい日本人にとってはなおさらそう感じるものがあるのかもしれないが、あんな災害救援現場でさえも自分たちのパフォーマンスの舞台にしてしまう国民感情は不愉快きわまりなかった。同じアジアの住人でも、たとえ隣国の友人であってもあれはないだろ。そう思えて仕方なかった。

もっとも、ああいう国民性だから半世紀以上たった戦争の保証という名目で金銭を毟ろうという感情もわくのだろう。もっとも、それに対して謝罪やすんなりお金を払う政府にも多少腹が立ってはいる。
もともと、アメリカの挑発に乗ってしまった(というより乗らざるを得なかった)ために太平洋戦争を起こしてしまったことは大きな不幸だろう。しかし、あとで謝るくらいなら戦争なんて最初からしなけりゃよい。国の存続を賭けた戦いは結局敗戦に終わった。
というより軍首脳部でも開戦直後からこのまま続けても負けるのはわかっていたのだが、序盤では地の利と電撃戦で戦術的に勝利を重ねたため、戦略上でも優位に立ったと思ってしまったのが大きな失敗だったのではないか?

さて話が戦争論にそれそうなので元に戻すが、ある意味今の日本人もこれが日本人だ!というポリシーを取り戻す必要があるのかもしれない。もっとも、朝鮮半島の住人ほど過剰になる必要はなかろうが・・・・。