新着情報

新燃岳噴火情報の提供について

最終更新日 2017.10.31 18:00


10月11日、霧島山の新燃岳が6年ぶりに噴火しました。
霧島ジオパークでは以下のページにて最新情報を提供します。

霧島ジオパーク公式Facebookページ
※Facebookアカウントをお持ちでなくても見られます。
※新しい情報が入り次第、随時更新します。


<これまでの経緯>
10/11 05:34 噴火開始,
        火口上700m以下の高さの噴煙が東側(高原町方面)に流れる
    11:05 噴火警戒レベル3(入山規制)に引き上げ
10/12 00:00頃 噴煙弱まる
    07:00頃 噴煙の高さが高くなる
        火口の南~南東側(新湯温泉、高千穂河原)や、北側(小林市)にも降灰
    11:00-14:00 噴煙の高さが火口上2,000mに達し、高原町と小林市方面に降灰
           その後噴火は弱まり、噴煙は低い状態が続く
10/13 16:00頃 噴煙いったん休止
10/14 08:23 再び連続的な噴煙が上昇
       小林市から霧島市牧園にかけて空振あり(0823から5分程度)との報告
       火口上2,300mに到達し、小林市方面に降灰
       小林市、高千穂河原で時折ゴーという音
    11:00-14:00 霧島市,曽於市等でも降灰を確認
    14:20 いったん休止
    15:05 再び連続的な噴煙が上昇
       悪天候のため、噴火の様子が観察しにくくなる
10/15    噴火は継続も、雲がかかって詳細は分からず
       新燃岳北~北西部(えびの市・小林市ほか)を中心に降灰
    11:00 えびの高原にて高濃度の二酸化硫黄ガス検出のため、
       えびのエコミュージアムセンターほかの施設が臨時休館
       (翌日からは開館)
    19:00 気象庁、警戒範囲を火口中心より2kmから3kmに拡大、
       韓国岳、大浪池、中岳中腹探勝路が登山不可、
       県道104号線の新湯温泉三叉路~高千穂河原間が通行止め
       高原町で一部避難所の開設準備が整う
10/17 00:30 いったん休止
10/28 10:00現在 活発な火山活動を継続中,噴火警戒レベル3

10/31 14:00 気象庁、警戒範囲を火口中心より3kmから2kmに縮小
       ※(噴火警戒レベル3は継続)
       韓国岳、大浪池、中岳中腹探勝路への登山道が通行可能となる
       県道104号線の新湯温泉三叉路~高千穂河原間は、管理者により安全が確認       された後に規制解除される予定
         今後も最新の火山情報に注意してください。
       

       

<規制範囲と利用できない登山道について>

                         ↑宮崎県ホームページより引用
※宮崎県道1号線のえびの高原三叉路~原田展望所間は硫黄山の警戒範囲縮小に伴い、通行規制が解除され、小林市方面からえびの高原にあがることができるようになりました。


<噴火の本格化に備えて>
◆状況の変化を観察する

 10/28 10時現在、噴火はまだ本格的なマグマ噴火には至っていませんが、以下のような兆候がみられた場合はすみやかに身を守り、気象台、地元自治体、霧島ジオパーク等に情報共有をお願いします。これらは2011年の軽石噴火の際に実際に観察された諸現象です。




◆噴出物のふるまいを知り、上空の風向きをチェックする

 噴火が激しくなると火口から火山弾(直径64mm以上,大きな噴石)が飛び出したり、風下側に大量の火山れき(直径2mm-64mm,小さな噴石)が降ったりします。これらは運ばれてくる物理過程が異なるので、当然とるべき対策も違います。

 火山弾は風向きに関係なく弾道を描いて飛んできますので、当たらないためには火口から十分な距離をとっておくことが重要です(当たったらアウトです)。火山弾は直径数mを超えることがあり、火口から4km程度飛ぶことがあります。

 一方、火山れきはサイズは小さく見えても、上空何千mから重力で加速されて高速で落ちてくるため、もし人の頭に当たったら生命に関わります。したがって、上空の風向きをチェックして風下にいないようにする(噴煙の主軸から外れるように移動する)ことが重要です。ヘルメットも有効な装備です。

 
 定時降灰予報(気象庁)


 降灰予報(MBC)


 新燃岳上空の風向き予報(KTS)

<新燃岳の現状把握に有用なサイト一覧>
◆霧島山(新燃岳)の活動状況(気象庁)

→解説情報や降灰予報等が随時アップロードされます。


◆井村隆介准教授(鹿児島大学)のツイッター

→火山の専門家による新燃岳噴火の観察と考察を知ることができます。

◆早川由紀夫教授(群馬大学)のツイッター
→火山の専門家による新燃岳噴火の観察と考察を知ることができます。


◆防災科学技術研究所のクライシスレスポンスサイト
→現地調査結果等が詳しくまとめられています。 


◆産総研・地質調査総合センターによる調査結果
→現地調査結果等が詳しくまとめられています。

◆東京大学地震研究所による調査結果
→現地調査結果等が詳しくまとめられています。

<新燃岳の現在のようす>
→噴火の状況は刻一刻と変化します。以下のライブカメラ画像はその変化をとらえるのに有用です。ただし、山の天気によっては新燃岳が見えないこともあります。

大浪池から見た新燃岳(鹿児島県 姶良・伊佐地域振興局)

さまざまな方向から見た新燃岳とえびの高原(気象庁)

新燃岳ライブカメラ(ウェザーニューズ)

<新燃岳ハザードマップ>
→ハザードマップは霧島山で火砕流や溶岩流、泥流などの諸現象が起こった場合をシミュレーションしたもので、噴火の被害予測に有用です。今後、噴火が2011年噴火のような軽石噴火に推移した場合、火砕流の発生の可能性が考えられます。火砕流は重力流なので、地形的に低いところに流れます。ハザードマップを見ると、矢岳を取り巻くように東側の高原町方面に流れたり、南側の霧島川沿いに流れたりする予測が立てられています(図の黄色とオレンジの範囲)。これらの情報は、万が一の場合に備えて、避難ルートを考える際に有用です。


 霧島火山のハザードマップ(環霧島会議)



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