南日本新聞記事

隼人の岩元さん ダウン症の世界会議で表彰
海外でも活動 「命の重さ同じ」発信


トロフィーを手に受賞を喜ぶ岩元綾さん=霧島市隼人町
 当事者の立場からダウン症への理解を訴え続ける霧島市隼人町の岩元綾さん(33)が先月下旬、カナダ・バンクーバーで開催された「第9回世界
ダウン症会議」で、活動を評価されて表彰を受けた。日本ダウン症ネットワーク事務局によると、同会議で日本人が表彰されるのは初めて。岩元さんは「これを励みに、自分が伝えるべきことを訴え続けていきたい」と喜んでいる。
 同会議は1981年にスタート。今回は8月22日から26日まで開かれ、日本
をはじめ欧米、中東、アジアなどから研究者やダウン症者約1000人が参加した。毎回、ダウン症者、研究者、ボランティアなど各部門から数人ずつ表彰されているという。
 岩元さんはダウン症への理解を求め各地で講演活動を続けるとともに、絵本の翻訳も手がけている。04年にシンガポールであった前回会議では、人間の平等と命の大切さを英語で訴え、欧州のダウン症関係団体の機関誌にその全文が掲載されるなど、大きな反響を呼んだ。日本国内にとどまらない幅広い活動が今回の受賞につながった。
 岩元さんは「自分がこんな賞をもらっていいのかな、という感じ」と照れながら「障害がある人も、そうでない人も、命の重さに変わりないというメッセージを、これからも発信していきたい」と話していた。

 上記の新聞記事が出ると、たくさんの方々
からお電話やメールを頂きました。有難うご
ざいました。

 MAGIC CANDY DROP(魔法のドロップ)』
の原作者・松田幸久先生ご夫妻がお祝いにきれ
いな大きな花かご(写真左)を届けて下さいま
した。青いかわいいりんごがたくさんついてい
ました。
 記念に楯と一緒に写真をパチリ!!

(2006・9・6)