Diary(想い出の記録) Vol.13(1)
<2011・7月〜10月>
アヤは日記に
「ワタシニハミソシルノアジガマダワカリマセン」と書いた
アヤは七歳 アヤよ
今からミソシルノアジなんて・・・・
あの、甘く、すっぱく、辛く、女の涙の味がしみこんだ
みそしるのあじ
アヤはしらない まだしらない
黒い太陽がさんさんとふる中
百姓たちのごわごわした手が 田園を這いまわり米をつくり
荒地に鍬を打ちこみ畑をつくり えいえい働いてやっとできた
大豆のひとつぶひとつぶのかたまりが
何でできているのか アヤはしらない(後略)
9月2日
* 詩集『ことばが生まれるとき』の編集のため、かもがわ出版・編集部の鶴岡様と打ち合わせ(鹿児島市内・東急
イン)
『21番目のやさしさに』の出版から6年、今度はエッセー集とは違う趣向で私が子どもの頃から日記の中で書い
た詩を中心に、最近の詩や東日本大震災に込めた詩などをまとめた詩集を出版することになった。
9月6日
* 今までずっと使ってきたパソコンがついに壊れてしまった。ベスト電器店やヤマダ電気店を回って、とうとう新
しい「赤いパソコン」(詳しくは「ことばが生まれるとき」をご覧下さい)に買い替えることにした。父の知り合
いで、パソコンの詳しい方に起動してもらった。
10月9日
* とっておきの音楽祭inかのや2011(リナシティかのや水辺ステージ)
8月9日
* 父方の祖母の三回忌。
お寺とお墓参りを済ませたあと、伯父・叔母などの3家族で久しぶりの親睦会を開く。(霧島市・旅行人山荘)
2011・7月23日
* 詩人・茂山忠茂先生の詩集出版記念会(鹿児島市内・奄美の里)
私は小さい頃から先生のお膝の上に座ったりしてかわいがって頂いた。
父が名ばかり実行委員長(^^)だったので、私自身も何か役に立つことができないかと思って「千
の風になって」ーA Thousand Windーの英語詩を朗読した。
茂山先生の次女・律子さんのご主人のヒース・ドンさんがアメリカから帰国されていて「とても美し
い、すばらしい朗読だった」と褒めて下さった。光栄に思った。
先生はご家族をはじめ、たくさんの方々に祝福されてとても嬉しそうだった。
国分駅で田爪先生と待ち合わせをして、車で会場の奄美の里へ。
今回の出版記念会は茂山先生がこれまで出版された4冊の詩集を集大成されて、一冊の本にまとめあげられたことを祝う会
だった。
先生は壺井繁治賞、南日本文学賞などいくつもの賞を受賞されている。
鹿児島県奄美大島出身で、詩の中には故郷・奄美大島を愛した詩もあって優しく、時には厳しく作ってこられた先生の心
の軌跡をうかがい知ることができた。
その夜の親睦会は温泉とおいしい夕食、とても楽しいひとときだった。祖母との思い出
を伯父・叔母たちと語り合い、その話に花が咲いた。
昨年1月に新燃岳が52年ぶりに爆発的噴火してから霧島温泉郷に来られる観光客がぐっ
と減ってしまったが、今のところ爆発回数も減って静かになっている。噴火の影響は全く
なく、安全だ。
雄大な霧島連山と自然、温泉のある霧島温泉郷は私たちを幸せにしてくれる。
10月15日
も12年前の2007年のJDS御殿場(静岡)大会でお会いして以来のことだったので、久しぶりの再会だった。
荒川さんはご両親と一緒に全国各地でリコーダーによるコンサートを開いており、お父様はフルート・リコーダー、お母
様はピアノとファミリーアンサンブルとして活動されている。
街中は音楽に包まれ、にぎやかだった。
母の友人の中島様が私のためにかわいいブーケを作って下さっていた。感謝!
この音楽会はたくさんの人がいろいろな形で参加して、
自由に表現する場のようだった。
この日は大原雅代さんご家族と会い、またはるばる東北
・宮城から荒川知子さんご両親とも再会した。私たち家族
旅行人山荘の詳しい情報は下記のHPをご覧下さい。また、メールでの予約も受け付けることができます。
茂山先生の代表作「みそしるのあじ」
* 詩集「ことばが生まれるとき」の出版準備で鶴岡様と再度の打ち合わせ。
天国のシスター先生との思い出を抱きつつ、念願の詩集の出版へ動き始めた。
バイオリンの方と。右下はピアノの方も。
屋外の水辺にできたステージでのコンサートは初めてだった。
ピアノとバイオリンとのコラボレーションで、ジョン・レノンのソロ時代の名曲
Imagine(イマジン)を英語で朗読。このような曲の朗読は初めての体験だったが、
「千の風になって」と同じように新たに挑戦してみてよかった。
ピアノもバイオリンもよく合わせて下さった。
http://ryokojin.com/
出版記念会は大盛会のうちに無事終わった。
帰りも田爪先生のエコカーで、快適だった。おしゃべりもできてとても楽しかった。田爪先生に感謝!!
茂山先生とツーショット