Diary(想い出の記録)     Vol.16
 <2013・1月〜
4月21日
* 午前11時35分、鹿児島空港を経由してセントレア(愛知
 中部国際)空港へ。
  名鉄名古屋鉄道で岐阜へ。
  列車から降りて改札口を出ると、川鰭先生が私たち家族
 を待って下さっていた。
  川鰭先生は昨年10月に週刊文春の取材で来られた医療ジ
 ャーナリストで写真家の伊藤様のご友人で、今回の講演会
 の企画をして下さった。
  初対面ではあったが、スポーツ面で言えばプライベート
 の趣味・サッカー観戦(J2のFC岐阜の熱烈ファン)という
 まず最初にインタビュー。
 豊島公会堂で行われるイベントで発表者の一人として、ダウン
症者本人として新型の出生前診断への思いを発表する私の思いを
話した。鈴木様はいろんな意味を込めて私の話を静かに聞いてお
られた。
 その後は日課の一環で続けているウォーキングや英語学習など
を撮って行かれた。
 鈴木様も一緒に東京に行かれるとのことで、鹿児島空港から到
 人権インタビューシリーズのテーマ『生まれてこ
ないほうがいい命なんてない』で、私にインタビュ
ーの機会を与えて下さった岩元アナウンサーに感謝
!!
 反響が大きく、遠く被災地の福島の方から次のよ
うな分厚いお手紙を頂いた。その手紙にはダウン症
と分かっていて、産んで育てておられるお孫さん夫
婦のことが書かれていた。
 
 3・21世界ダウン症の日イベント・4名
のダウン症者本人からのメッセージ(写
真右)
 発表者は安部健太くん、和田恵さん、
千野真広くん、そして私の4人。
 どのメッセージもそれぞれにとても個
性があふれていて、すばらしかった。

 最初はこのような記念すべき、楽しい日に本当に私が新型の出生前診断への思いを話してもい
いのかと思ったが、楽屋でのリハ―サル中にスタッフの清野様をはじめ4人の発表者の方々も私
のメッセージを聞いて「感動した」、「すばらしかった」など言って下さり、その心配は吹き飛
んだ。
まさにこのイベントのスローガン“Step Forward Together”(みんなで一緒に進んでい
こう)の通り、自分なりのメッセージを発表することができた。その時の模様がJDS(日本ダウ
ン症協会)ニュースに次のように書いている。
 
 「岩元綾さんは『出生前診断に対しては怒りというよりも悲しみが強い』こと、『生まれてこ
ないほうがいい命はありません』と話してくれました。『命の重さは皆、同じはずです。新型の
出生前診断は命の選別につながる危険が大きいと感じ、反対です!』と強く訴え、会場からの拍
手が鳴り止みませんでした。」(JDS「日本ダウン症協会」2013年5月号会報より)

 メッセージが終わった後もLove Junx(ラブジャンクス)による迫力あるダンスやとてもかわい
いファッションショーなど、いろいろたくさんの楽しいイベントがあった。体力的理由から最後
まで残らず、大仏のある神奈川・鎌倉へ。
迎 春
 
 
 
 
 
 
 
* 鹿児島子ども研究センター『かごしまの子ども』第30号の原稿「出生前診断」を送付。
  この『かごしまの子ども』という冊子は所員の一人・父が所属している鹿児島子ども研
 究センター監修の小冊子で、今年で第30号を迎える。その記念号として「子どもといのち」
 について、今問題視になっている新型の出生前診断へのダウン症者本人としての私の思い
 を重いテーマながら原稿を書くことで何かお役に立てたらとの思いを込めて書かせて頂い
 た。
  父娘で別々なテーマで原稿を書いて送付するのは今までこのような経験を味わうことは
 なかったので、これも私にとっていい思い出となった。
3月29日
3月20日
2013年
 長良医療センターの川鰭先生ご夫妻が岐阜市の街並みを案内して下
さった。
 この日は天気もよく、3月の陽気の中の桜と街灯とともに咲く桜並
木(写真右上)がとてもきれいだった。
 12年前の2006年に岐阜県に講演旅行で行った時はあまりゆっくり
と市内を観光したことがなかったので、川鰭先生ご夫妻のお計らい
でこのような体験をさせて頂いたことに嬉しく思った。

 お陰さまで、綾の詩「命の重さ」などがいろいろな所で朗
読されています。
 すべての命が等しく大切にされ、平和の礎が揺るがない年
にしたいと思います。

     2013年 元旦

         岩元昭雄・甦子・綾
 
 
       
* 聞くまっしシステム10周年記念冊子の原稿をHP担当の石塚様に送る。
  13年前の2005年に2周年記念講演会で石川を訪れて以来、あの時の想い出が甦ってきて原
 稿をパソコンで打っていた私の心に熱いものがこみあげてくるようだった。
4月28日
* 読売新聞西部本社・鹿児島支局の林様より新聞記事(4月2日<火>付)が届く。
  私の新型の出生前診断への思いをとてもよくまとめて下さって、嬉しく思った。詳しく
 は新聞記事1、2で掲載予定。
4月23日
つづく
 「生まれてこないほうがいい命なんてないーダウン症のあるわたしからー」講演会in岐
(長良国際会議場・国際会議室)
3月30日
つづく
というとても気さくで笑顔が素敵な先生だった。
 長良川・桜街道と講演会
  〜叔父(母方の兄)の命日に想う〜 
3月24日
* 読売新聞西部本社・鹿児島支局の林様、来訪・取材。(新型の出生前診断関連)
  初めてお会いした林様は新型の出生前診断について私と同じ反対の立場で、強い意志
 を持ったベテランの記者さんだった。
  4月2日(火)に掲載。詳しくは新聞記事Part2へ

  
* 築地中央市場、見学。
  二日目に宿泊していたホテルをチェックアウト。
  朝はゆっくり部屋で一休みをして、世界最大の中央市場に行った。
  目を見張るほどとても広かった。フォークリフトみたいな乗り物が右往左往しながら行
 き来し、市場の人たちが忙しく走り回っていた。あまりの広さに私たち家族の足では回れ
 なかったので、駆け足ではあったが所々にしぼって見て回ることができた。マグロやカツ
 オなど、たくさんの魚がここで並ばれ、競りに出されるのだなと実際に行って勉強になっ
 た。

 
3月22日
 この講演会を企画して下さった有森先生をはじめ有田様、御手洗様、そして実行委員の皆様に
感謝!!
 夜の交流会もとても楽しく、私にとって忘れられない想い出となった。今回の講演会でまた一
つ、達成感を味わうことができた。
 今回の講演会には共同通信社を含む新聞社やマスコミの方々がたくさん来ていて、各社との名
刺のやり取りに追われた。でも、その中で共同通信社の小川様が私のひまわり幼稚園時代の後輩
であることを聞いて嬉しい出会いだった。
 なかには世界ダウン症の日イベントでお会いした方々もおられ、想い出話に花が咲いた。

 後日、聖路加看護大学大学院の御手洗様より講演後のアンケートが届く。
 どの感想もとてもすばらしく、その一枚一枚にはダウン症のお子さんを持つ親御さん方をはじ
め、医療関係者たちの切実な思いが綴られていた。その一部を紹介する。

 *「最新の成人期のお話が欲しかったため参加しました。
 私の心か少し浄められました。22歳の息子がおります。今までダウン症の息子に対して言った
りしてきたのが恥ずかしくなりました。産んでくれてありがとうと言ってくれる息子に今日は謝
って、改めて息子に対します。イライラしていた自分が恥ずかしくてたまりません(涙)。本当
にありがとうございました。」(50代・医師)

 *「3歳のダウン症児を持つ母親です。子どもの今後の教育に生かしていきたいと思い、参加
させて頂きました。昭雄さんのお話はとても勉強になりました。もっと長く、詳しく聞きたかっ
たです。綾さんのお話はただただ感動で言葉に言い表せません。勇気づけられます。」(30代・
看護師)

 *「実子がダウン症(3か月)のため。
 出産後、何冊か綾さんのお母さんが書かれた本を読みましたが、今回実際に綾さんご本人のお
話を聞き、不必要に悲観的になることなく、日々暮らしていきたい、いけると思いました。ダウ
ン症の方すべてのために、活躍されている綾さんは本当にすばらしいと思います。どうかお体大
事になさりながら今後も夢がかなうようお祈りします。」(30代)

 *「綾様の講演、とても力強く感動しました。生きる勇気をもらいました。英語のスピーチ、
絵本の朗読、詩の朗読も良かったです。」(30代)

 *「娘からの紹介でダウン症の知識を得たいと思い、参加しました。
 綾さんの講演はとても感動してしまいました。言葉のすばらしさと祈りにも似た言葉の数々、
朗読に涙してしまいました。」(60歳)

 *「このような会を開いて下さったことに感謝します。衝撃的だったのは、岩元綾さんの講演
でした。ダウン症を持つ方にこれほどの力と可能性があると、今まで考えたことがありませんで
した。大きな希望と光を抱きました。岩元さんはダウン症を持つ人として活動していますが、ダ
ウン症に関係なく、すばらしく強く凄い方だと思いました。」(40代)
 午後7時、いよいよ講演会。
 月野先生と小野先生の講演の後、私と父の講演
会。
 夜の講演会だったにもかかわらず、多くの方々
がご参加して下さり、熱心に聞いて下さってとて
も嬉しかった。
 そして何よりも、10年ぶりの「〜して委員会」
の月野先生と小野先生との再会は感慨深いものだ
った。

  3・21世界ダウン症の日記念講演会(聖路加看護大学)
  とてもきれいな大学で、構内も広かった。
  100歳で今もなお現役で医師を続けておられる日野原重明先生の聖路加国際病院系列
 の大学ということで、このような記念すべき日にここでスピーチすることができて光
 栄に思うと同時にとても意義のあるものだった。
  講演会模様が地元(鹿児島)の南日本新聞に掲載。
* 世界ダウン症の日2013の模様が東京テレビのニュースで放映。
  この日は聖路加看護大学での講演会だったため、まさか放送されるとは思っていなか
 ったので講演会のあとの夜の交流会からホテルに遅く帰ってきた私たち家族は知らなか
 ったのだ。残念!! 
  でも、二ュースを聞かれた方から「テレビを見ました。すばらしかった」など反響が
 大きく、とても嬉しかった。 
3月21日
 東京に戻り、築地中央市場に近いホテルにチェックイン。
 この日は好天気に恵まれ、さんさんとふりそそぐ春の日差しの中でどっしり
と座禅を組んでいる大仏の雄姿は格別なものだった。
 残念ながらさすがに頭部のところまで上ることはできなかったものの、空洞
になっている胴体の部分になんと実際に入れることになっていたのだ。私も父
と初めて中に入って大きさといい、広さといい、何とも言えない風格があって
目を見張るものだった。
 入口前の石段で(美男におわす)大仏をバックにパチリ。(写真右)
 富士山とともにもしできるとしたら鎌倉もいつか世界遺産になれたらいいな
あ、と思ったのだが・・・・

 
* 私の叔母(母方の姉)の13回忌(鹿児島市内の西本願寺)
  叔母のシスター洋装店時代の方や藤崎様、忠宣おじさんなどとの再会。
2月16日
* 「岩元さんの言葉が一つ一つ心に響きました。“ゆっくり”せかさない〜いつも心に留めて
 おきたいと思います。」

* 「すばらしいです。自分の子育てを振り返ることもでき、改めて愛情のすばらしさを感じま
 した。」

* 「“どう生まれたかではなくどう生きるか”と言われた言葉が心に残りました。」など、た
 くさんのすばらしい方々からの感想は私にとってとても心強く、これからの講演活動に生かし
 ていきたいと思う。
  また、私のMAGIC CANDY DROP(魔法のドロップ)と「千の風になって」の英詩の朗読に合わ
 せてコラボレーションでピアノを演奏して下さった下園様に感謝!!
 母の知人や多くの方々が極寒の中、またインフルエ
ンザが蔓延している中を会場に足を運んで下さり、と
ても嬉しく思った。
 この講演会を企画して下さった実行委員会の事務局
の皆様に感謝!!
 後日、講演会後のアンケートのまとめが届いた。ほ
とんど全員の方が感想を寄せて下さったが、どれもす
ばらしいものだった。

 
 鹿教組大隅支部・第40回大隅支部肝属地域協議会ー母女(母と女性教職員)の会ー講
 演会(肝属教育会館)
2月9日
* 翌日(9日)の母女(母と女性教職員)の会講演会を控え、鹿屋のさつき苑に前泊。
  極寒の2月の講演に慣れていない私を心配した両親が立ててくれた提案だった。とても
 感謝している。
2月8日
 新年のご挨拶を申し上げます。 
* 世界ダウン症の日イベント(豊島公会堂)
 
 国連が定めた世界ダウン症の日(20日)をここ日本で祝うことになった。世界各国・日本各地
の人たちがこのような記念すべきイベントに賛同して下さることをとても嬉しく思う。
 NHK鹿児島放送局・鹿児島空港報道室の鈴木様と同行。
* 私が出演したNHKラジオ深夜便が再放送される。今回も引き続き反響が大きかった。
  思えばこの経験はこれまでの活動を振り返るいいきっかけになった。私にとって意義
 深いものであった。これからも新型の出生前診断についても講演活動の中で訴えていき
 たいと思っている。

     
2月5日
* 草牟田のいとこから叔母(母方の叔母)が亡くなったとの訃報が届く。
  家族三人で通夜、葬儀のある鹿児島市内の斎場へ。
2月1日
 NHK鹿児島放送局・アナウンス部(現・NHKラジオセンター早朝班ディレクター)の岩元様より
私が出演したNHKラジオ深夜便が好評につき、再放送の決定とのお知らせが届く。
 昨年の放送で私のところにも「感動と驚きを持って接した」というお便りや電話など、たくさ
ん寄せられた。ご苦労をかけた岩元様に感謝!!
 再放送の日時は2月5日(火)午前1時(2月4日<月>の深夜25時台)。
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つづく
 軽妙な司会の笠井
信輔アナウンサー
 * 新型の出生前診断に対して反対の立場として、ダウン症者本人としての私の思いを日
  産婦(日本産科婦人科)指針案のパブリックコメントとして添付メールで送付。
ラジオ深夜便ならではのスタンドマイク。
初めてのインタビューでドキドキ
 我が家の今年の年賀状です。今年もどうぞよろしくお願い致します。
真ん中・月野先生、有森先生
 イベントの模様が21日に放映された。
* 20日(水)に東京・豊島公会堂で行われる世界ダウン症の日のイベントを前に、ダウン
 症者本人のメッセージを発表する私の密着取材。
2013・1月17日
 長谷寺など、2、3か所お寺を巡り、そこには桜や色とりどりの花々がきれいに咲き乱れてい
た。

 
由比ヶ浜や江の島など、鎌倉ゆかりの場所も素通りではあったがタクシーの窓から見ること
ができて大満足な旅だった。

 私学共済の宿・あじさい荘に一泊。静かで、心地よい宿だった。夜の食事もとてもおいしか
った(^^)
着場所の羽田空港まで私をハンディーカメラで撮影するという。
 
3月16日
 
 
 
「ラジオ深夜便の中から聴こえてきたアナウンサーの方と貴女(あなた)の対談に心が、時が止
まったように息をするのも忘れたかのように最後まで聞かせて戴きました。しっかりしたお話し
声、産んでくれたお母様への感謝の言葉を聞いて涙がとめどなく流れました。
 貴女(あなた)が言うように"生まれないほうがいい命なんてない”、これからどんな苦労が
あるかわからない子育て、その決断に心が打たれたのです。」とあった。
 この番組は国連の人権週間にNHKが企画した人権インタビューシリーズ」の中で最優秀賞にな
ったとのこと。その賞状には「綾さんの出生前診断に対しての訴えは、彼女だからこその重み
と力強さがあり、生命倫理を巡る今後の議論に一石を投じました」とある。