Diary(想い出の記録)     Vol.16
 <2013・1月〜
4月21日
 まず最初にインタビュー。
 豊島公会堂で行われるイベントで発表者の一人として、
ダウン症者本人として新型の出生前診断への思いを発表す
る私の思いを話した。鈴木様はいろんな意味を込めて私の
話を静かに聞いておられた。
 その後は日課の一環で続けているウォーキングや英語学
習などを撮って行かれた。
 鈴木様も一緒に東京に行かれるとのことで、鹿児島空港

迎 春
 
 
 
 
 
 
 
* 鹿児島子ども研究センター『かごしまの子ども』第30号の原稿「出生前診断」を
 送付。
  この『かごしまの子ども』という冊子は所員の一人・父が所属している鹿児島子
 ども研究センター監修の小冊子で、今年で第30号を迎える。その記念号として「子
 どもといのち」について、今問題視になっている新型の出生前診断へのダウン症者
 本人としての私の思いを重いテーマながら原稿を書くことで何かお役に立てたらと
 の思いを込めて書かせて頂いた。
  父娘で別々なテーマで原稿を書いて送付するのは今までこのような経験を味わう
 ことはなかったので、これも私にとっていい思い出となった。
3月20日
2013年
 長良医療センターの川鰭先生ご夫妻が岐阜市の街並みを案内し
て下さった。
 この日は天気もよく、3月の陽気の中の桜と街灯とともに咲く
桜並木(写真右上)がとてもきれいだった。
 12年前の2006年に岐阜県に講演旅行で行った時はあまりゆっ
くりと市内を観光したことがなかったので、川鰭先生ご夫妻の
お計らいでこのような体験をさせて頂いたことに嬉しく思った。
 人権インタビューシリーズのテーマ『生まれ
てこないほうがいい命なんてない』で、私にイ
ンタビューの機会を与えて下さった岩元アナウ
ンサーに感謝!!
 反響が大きく、遠く被災地の福島の方から次
のような分厚いお手紙を頂いた。その手紙には
ダウン症と分かっていて、産んで育てておられるお孫さん
夫婦のことが書かれていた。
 

 お陰さまで、綾の詩「命の重さ」などがいろいろな所で朗
読されています。
 すべての命が等しく大切にされ、平和の礎が揺るがない年
にしたいと思います。

     2013年 元旦

         岩元昭雄・甦子・綾
 
 
       
 今回の講演会には共同通信社を含む新聞社やマスコミの方々がたくさん来ていて、各社
との名刺のやり取りに追われた。でも、その中で共同通信社の小川様が私のひまわり幼稚
園時代の後輩であることを聞いて嬉しい出会いだった。
 なかには世界ダウン症の日イベントでお会いした方々もおられ、想い出話に花が咲いた。

 後日、聖路加看護大学大学院の御手洗様より講演後のアンケートが届く。
 どの感想もとてもすばらしく、その一枚一枚にはダウン症のお子さんを持つ親御さん方
をはじめ、医療関係者たちの切実な思いが綴られていた。その一部を紹介する。

 *「最新の成人期のお話が欲しかったため参加しました。
 私の心か少し浄められました。22歳の息子がおります。今までダウン症の息子に対して
言ったりしてきたのが恥ずかしくなりました。産んでくれてありがとうと言ってくれる息
子に今日は謝って、改めて息子に対します。イライラしていた自分が恥ずかしくてたまり
ません(涙)。本当にありがとうございました。」(50代・医師)

 *「3歳のダウン症児を持つ母親です。子どもの今後の教育に生かしていきたいと思い、
参加させて頂きました。昭雄さんのお話はとても勉強になりました。もっと長く、詳しく
聞きたかったです。綾さんのお話はただただ、感動で言葉に言い表せません。勇気づけら
れます。」(30代・看護師)

 *「実子がダウン症(3か月)のため。
 出産後、何冊か綾さんのお母さんが書かれた本を読みましたが、今回実際に綾さんご本
人のお話を聞き、不必要に悲観的になることなく、日々暮らしていきたい、いけると思い
ました。ダウン症の方すべてのために、活躍されている綾さんは本当にすばらしいと思い
ます。どうかお体大事になさりながら今後も夢がかなうようお祈りします。」(30代)

 *「綾様の講演、とても力強く感動しました。生きる勇気をもらいました。英語のスピ
ーチ、絵本の朗読、詩の朗読も良かったです。」(30代)

 *「娘からの紹介でダウン症の知識を得たいと思い、参加しました。
 綾さんの講演はとても感動してしまいました。言葉のすばらしさと祈りにも似た言葉の
数々、朗読に涙してしまいました。」(60歳)

 *「このような会を開いて下さったことに感謝します。衝撃的だったのは、岩元綾さん
の講演でした。ダウン症を持つ方にこれほどの力と可能性があると、今まで考えたことが
ありませんでした。大きな希望と光を抱きました。岩元さんはダウン症を持つ人として活
動していますが、ダウン症に関係なく、すばらしく強く凄い方だと思いました。」(40代)
 午後7時、いよいよ講演会。
 月野先生と小野先生の講演の後、私と父の講
演会。
 夜の講演会だったにもかかわらず、多くの方
々がご参加して下さり、熱心に聞いて下さって
とても嬉しかった。
 そして何よりも、10年ぶりの「〜して委員会」
の月野先生と小野先生との再会は感慨深いもの
だった。

 長谷寺など、2、3か所お寺を巡り、そこには桜や色とりどりの花々がきれいに咲き乱れ
ていた。

 
由比ヶ浜や江の島など、鎌倉ゆかりの場所も素通りではあったがタクシーの窓から見る
ことができて大満足な旅だった。

 私学共済の宿・あじさい荘に一泊。静かで、心地よい宿だった。夜の食事もとてもおい
しかった(^^)
 この日は好天気に恵まれ、さんさんとふりそそぐ春の日差しの中でどっ
しりと座禅を組んでいる大仏の雄姿は格別なものだった。
 残念ながらさすがに頭部のところまで上ることはできなかったものの、
空洞になっている胴体の部分になんと実際に入れることになっていたのだ
!私も父と初めて中に入って大きさといい、広さといい、何とも言えない
風格があって目を見張るものだった。
 入口前の石段で(美男におわす)大仏をバックにパチリ。(写真右)
 富士山とともにもしできるとしたら鎌倉もいつか世界遺産になれたらい
いなあ、と思ったのだが・・・・

 
 3・21世界ダウン症の日イベント
・4名のダウン症者本人からのメッ
セージ(写真右)
 発表者は安部健太くん、和田恵さ
ん、千野真広くん、そして私の4人。
 どのメッセージもそれぞれにとて
も個性があふれていて、すばらしか
った。

 国連が定めた世界ダウン症の日(20日)をここ日本で祝うことになった。世界各国・
日本各地の人たちがこのような記念すべきイベントに賛同して下さることをとても嬉し
く思う。
 NHK鹿児島放送局・鹿児島空港報道室の鈴木様と同行。
から到着場所の羽田空港まで私をハンディーカメラで撮影するという。
 
* 「岩元さんの言葉が一つ一つ心に響きました。“ゆっくり”せかさない〜いつも心
 に留めておきたいと思います。」

* 「すばらしいです。自分の子育てを振り返ることもでき、改めて愛情のすばらしさ
 を感じました。」

* 「“どう生まれたかではなくどう生きるか”と言われた言葉が心に残りました。」
 など、たくさんのすばらしい方々からの感想は私にとってとても心強く、これからの
 講演活動に生かしていきたいと思う。
  また、
MAGIC CANDY DROP(魔法のドロップ)と「千の風になってーA thousand Windsー」
 の英語詩の朗読に合わせてコラボレーションでピアノを演奏して下さった下園様に感
 謝!!
 母の知人や多くの方々が極寒の中、またインフル
エンザが蔓延している中を会場に足を運んで下さっ
て、とても嬉しく思った。
 この講演会を企画して下さった実行委員会の事務
局の皆様に感謝!!
 後日、講演会後のアンケートのまとめが届いた。
ほとんど全員の方が感想を寄せて下さったが、どれ
もすばらしいものだった。

 
 「ラジオ深夜便の中から聴こえてきたアナウンサーの方と貴女(あなた)の対談に心
が、時が止まったように息をするのも忘れたかのように最後まで聞かせて戴きました。
しっかりしたお話し声、産んでくれたお母様への感謝の言葉を聞いて涙がとめどなく流
れました。
 貴女(あなた)が言うように"生まれないほうがいい命なんてない”、これからどんな
苦労があるかわからない子育て、その決断に心が打たれたのです。」とあった。
 この番組は国連の人権週間にNHKが企画した人権インタビューシリーズ」の中で最優秀
賞になったとのこと。その賞状には「綾さんの出生前診断に対しての訴えは、彼女だか
らこその重みと力強さがあり、生命倫理を巡る今後の議論に一石を投じました」とある。

  
 NHK鹿児島放送局・アナウンス部(現・NHKラジオセンター早朝班ディレクター)の岩元様よ
り私が出演したNHKラジオ深夜便が好評につき、再放送の決定とのお知らせが届く。
 昨年の放送で私のところにも「感動と驚きを持って接した」というお便りや電話など、
たくさん寄せられた。ご苦労をかけた岩元様に感謝!!
 再放送の日時は2月5日(火)午前1時(2月4日<月>の深夜25時台)。
 「生まれてこないほうがいい命なんてないーダウン症のあるわたしからー」講演
会in岐阜
(長良国際会議場・国際会議室)
* 午前11時35分、鹿児島空港を経由してセントレア
 (愛知中部国際)空港へ。
  名鉄名古屋鉄道で岐阜へ。
  列車から降りて改札口を出ると、川鰭先生が私たち
 家族を待って下さっていた。
  川鰭先生は昨年10月に週刊文春の取材で来られた医
 療ジャーナリストで写真家の伊藤様のご友人で、今回
 の講演会の企画をして下さった。
  初対面ではあったが、スポーツ面で言えばプライベ
 ートの趣味・サッカー観戦(J2のFC岐阜の熱烈ファン)

3月29日
2月16日
* 聞くまっしシステム10周年記念冊子の原稿をHP担当の石塚様に送る。
  13年前の2005年に2周年記念講演会で石川を訪れて以来、あの時の想い出が甦っ
 てきて原稿をパソコンで打っていた私の心に熱いものがこみあげてくるようだった。
4月28日
* 読売新聞西部本社・鹿児島支局の林様より新聞記事(4月2日<火>付)が届く。
  私の新型の出生前診断への思いをとてもよくまとめて下さって、嬉しく思った。
 詳しくは新聞記事1、2で掲載予定。
4月23日
つづく
3月30日
つづく
 長良川・桜街道と講演会
  〜叔父(母方の兄)の命日に想う〜
 
3月24日
* 読売新聞西部本社・鹿児島支局の林様、来訪・取材。(新型の出生前診断関連)
  初めてお会いした林様は新型の出生前診断について、私と同じ反対の立場で強い
 意志を持ったベテランの記者さんだった。
  4月2日(火)に掲載。詳しくは新聞記事Part2へ

  
* 築地中央市場、見学。
  二日目に宿泊していたホテルをチェックアウト。
  朝はゆっくり部屋で一休みをして、世界最大の中央市場に行った。
  目を見張るほどとても広かった。フォークリフトみたいな乗り物が右往左往しなが
 ら行き来し、市場の人たちが忙しく走り回っていた。あまりの広さに私たち家族の足
 では回れなかったので、駆け足ではあったが所々にしぼって見て回ることができた。
 マグロやカツオなど、たくさんの魚がここで並ばれ、競りに出されるのだなと実際に
 行って勉強になった。

 
3月22日
  3・21世界ダウン症の日記念講演会(聖路加看護大学)
  とてもきれいな大学で、構内も広かった。
  100歳で今もなお現役で医師を続けておられる日野原重明先生(昨年7月に逝去)
 の聖路加国際病院系列の大学ということで、このような記念すべき日にここでスピ
 ーチすることができて光栄に思うと同時にとても意義のあるものだった。
  講演会模様が地元(鹿児島)の南日本新聞に掲載。
* 世界ダウン症の日2013の模様が東京テレビのニュースで放映。
  この日は聖路加看護大学での講演会だったため、まさか放送されるとは思ってい
 なかったので講演会のあとの夜の交流会からホテルに遅く帰ってきた私たち家族は
 知らなかったのだ。残念!! 
  でも、二ュースを聞かれた方から「テレビを見ました。すばらしかった」など反
 響が大きく、とても嬉しかった。 
3月21日
 東京に戻り、築地中央市場に近いホテルにチェックイン。
* 私の叔母(母方の姉)の13回忌(鹿児島市内の西本願寺)
  叔母のシスター洋装店時代の方や藤崎様、忠宣おじさんなどとの再会。
 鹿教組大隅支部・第40回大隅支部肝属地域協議会ー母女(母と女性教職員)の
 会ー講演会(肝属教育会館)
2月9日
* 翌日(9日)の母女(母と女性教職員)の会講演会を控え、鹿屋のさつき苑に前
 泊。
  極寒の2月の講演に慣れていない私を心配した両親が立ててくれた提案だった。
 とても感謝している。
2月8日
 新年のご挨拶を申し上げます。 
* 世界ダウン症の日イベント(豊島公会堂)
 
* 私が出演したNHKラジオ深夜便が再放送される。今回も引き続き反響が大きか
 った。
  思えばこの経験はこれまでの活動を振り返るいいきっかけになった。私にとっ
 て意義深いものであった。これからも新型の出生前診断についても講演活動の中
 で訴えていきたいと思っている。

     
2月5日
* 草牟田のいとこから叔母(母方の叔母)が亡くなったとの訃報が届く。
  家族三人で通夜、葬儀のある鹿児島市内の斎場へ。
2月1日
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つづく
 軽妙な司会の笠井
信輔アナウンサー
 * 新型の出生前診断に対して反対の立場として、ダウン症者本人としての私の思
  いを日産婦(日本産科婦人科)指針案のパブリックコメントとして添付メールで
  送付。
ラジオ深夜便ならではのスタンドマイク。
初めてのインタビューでドキドキ
 我が家の今年の年賀状です。今年もどうぞよろしくお願い致します。
というとても気さくで笑顔が素敵な先生だった。
真ん中・月野先生、有森先生
  イベントの模様が21日に放映された。
* 20日(水)に東京・豊島公会堂で行われる世界ダウン症の日のイベントを前に、
 ダウン症者本人のメッセージを発表する私の密着取材。
2013・1月17日
 この講演会を企画して下さった有森先生をはじめ有田様、御手洗様、そして実行委員の
皆様に感謝!!
 夜の交流会もとても楽しく、私にとって忘れられない想い出となった。今回の講演会で
また一つ、達成感を味わうことができた。
 最初はこのような記念すべき、楽しい日に本当に私が新型の出生前診断への思いを話し
ていいのかと思ったが、楽屋でのリハ―サル中にスタッフの清野様をはじめ4人の発表者
の方々も私のメッセージを聞いて「感動した」、「すばらしかった」など言って下さり、
その心配は吹き飛んだ。
まさにこのイベントのスローガン“Step Forward Together”(みん
なで一緒に進んでいこう)の通り、自分なりのメッセージを発表することができた。その
時の模様がJDS(日本ダウン症協会)ニュースに次のように書いている。
 
 「岩元綾さんは『出生前診断に対しては怒りというよりも悲しみが強い』こと、『生ま
れてこないほうがいい命はありません』と話してくれました。『命の重さは皆同じはずで
す。新型の出生前診断は命の選別につながる危険が大きいと感じ、反対です!』と強く訴
え、会場からの拍手が鳴り止みませんでした。」(JDS「日本ダウン症協会」2013年5月号
会報より)

 メッセージが終わった後も
Love Junx(ラブジャンクス)によるダンスやファッションショ
ーなど、いろいろたくさんの楽しいイベントがあった。体力的理由から最後まで残らず、
大仏のある神奈川・鎌倉へ。
3月16日