Diary(想い出の記録)      Vol.19
 <2015・1月~3
月>
 7日の講演を控えた前日に新幹線での長旅の疲れが出たのか分からないが、ウ
ィルス性胃腸炎みたいな症状を起こし、体調を崩してしまった。
 一時はスピーチできないかもしれないという思いが頭をよぎった。でも、こ
のような記念すべき講演会に穴をあけることはできない、私のスピーチを楽し
みに聞きに来て下さる方々のためにも、頑張って会場に行くことにした。
 講演会場には私より先に父に行ってもらい、少しずつ体調が戻りつつあった
時点で少し遅れて会場に向かった。
 あまり体調が万全ではなかったが、その中でも持ち前の気力で大役を果たす
ことができた。
 会場に足を運んで下さった多くの皆様も感動しながら聞いて下さって、とて
も嬉しかった。なかには私のスピーチにうなずきながらすすり泣かれる方もお
られた。
 それにしても、出演された皆さんがそれぞれに個性豊かで上手だった。
 何よりも私の体調を心配していた母が客席で私の持っている力を信じながら聞いてくれたこ
とに感謝している。
 また一味違った達成感を味わうことができ、頑張った自分を褒めたい気持ちだった。

 今回の講演会を企画して下さったJDS広島支部えんぜるふぃっしゅの代表・日野様とスタッフ
の皆様と楽しい昼食をとる。
 後日には、日野様より私の好きな広島カープ(私もカープ女子に仲間入り^^)のもみじま
んじゅうとダウン症の弟さんを持つ大瀬良大地選手のサイン入りクリアファイルが届く。

 
頌 春
 11年前の2007年にJDS御殿場(静岡)大会で高嶋ちさ子様のストラディバリウスと
のコラボレーションで英語詩「千の風になって」を朗読して以来、そのままになっ
てしまい、コンサートに行ける機会がなかなかなかったのだ。
 当日のコンサート会場がすごい人出で、大混雑していた。私の友人の記者で南日
本新聞社編集部の渦尾(旧姓川口)様から事業部の清水様を紹介され、やっとちさ
子さんの楽屋へ行くことができた。
 清水様の誘導で舞台裏のちさ子さんの楽屋へ。(写真右)
 11年ぶりに再会したちさ子様がまたひときわきれいになっていた。
 開演前の短い時間ではあったが、私と同じダウン症者でお姉様・道子様が今もお
元気であるとのこと、ちさ子さん本人から聞くことができて懐かしく、嬉しく思っ
た。
 とてもすばらしい素敵なコンサートで、最高のひとときを過ごすことができた。ちさ子さんの毒舌ぶりは今もなお健在で、楽しかった。男組の面々もたじたじになりながらもついて行き、楽しそうに演奏していたのが印象的だった。
 ちさ子さんのストラディバリウスのきれいな音色ももちろんのこと、男組のメンバーのチェリストの方の重厚で深い音色も私の心に響き渡るようだった。
 またこのような機会を作ってコンサートに行きたいなあと思っている。今回、高嶋さんに会う機会を作って下さった皆様に感謝! 
1月24日
 つつがなく新年をお迎えのこととお察しいたします。
 昨年、昭雄は父親と祖母の墓参のため訪朝を果たし、甦子は自身
と家族の健康に配慮しつつの1年、綾は近著が重版となりちょっぴ
りにんまりでした。
 戦後70年。大きな岐路を迎えています。微力だが無力ではない思
いを束ね合い、平和への道を確かなものにしたい年です。
 今年もどうぞよろしくお願い致します。

          2015年   元旦

    岩元 昭雄 ・ 甦子 ・ 綾  
(我が家の年賀状より)
 振り返れば、綾さんとの「出会い」は病院のベッドの上でした。悠が生まれてダウン症だと分
かった時、生まれてきてくれただけで嬉しかったけれど、やはり不安でいっぱいだった私は夫に
ダウン症に関する本を買ってきてくれるように頼みました。
 帝王切開で出血がものすごくあり体調も悪い中、看護婦さんに見つかったら叱られるので布団
をかぶって懐中電灯の光で本を読みあさりました。20冊ほどの本の中にご両親が書かれた『走り
来れよ、吾娘(あこ)よ-夢紡ぐダウン症児は女子大生-』があったのです。
 一気に読んで救われました。他の本は医学用語、専門用語が難しいうえに、気持ちが暗くなる
内容ばかり。母親が希望を持てる本などない中で、ご両親のご著書は一筋の希望の光となりまし
た。何度も読み返し、私も愛情をたっぷりと注いで大切に娘を育てていこうと素直に思うことが
できたのです。」
  2年間にわたった大平さんとの往復書簡が最終回を迎えた。最後の号に大平さんは次のよう
  に寄稿されている。
3月25日
3月16日
 講演会後の余韻が残る広島市内から「放浪記」の作家・林芙美子が愛した文学の街・尾道へ。
 林芙美子記念館に行くついでに、芙美子が女学生の頃に通った尾道市立高等女学校(現・広
島県立尾道東高等学校)へ。
 記念館となっている小さな下宿先の部屋に驚いた。47年の短い生涯を閉じた芙美子にとって
尾道が最愛の街だったのだと思う。それが芙美子の愛した理由なのかもしれないと感じた旅だ
った。
 二日目は夜景がきれいな尾道市内にある千光寺山荘に1泊。
 苦しい体験もあったが、山荘内の温泉に入って精神的・体力的にだいぶよくなってよかった。
これからの活動の教訓にしながら、まずは体調を整えていきたいと思っている。
3月6日
 3・21「世界ダウン症の日」記念イベント・スピーチ大会in広島&文学を辿る旅・
林芙美子
* 3月7日に開かれるJDS広島支部えんぜるふぃっしゅ主催:「世界ダウン症の日」記念イ
 ベントースピーチ大会&作品展ーのチラシをJDS広報部担当の上原様に送る。
  同チラシをNHK大阪放送局の住田様にも送る。
2月13日
* 高嶋ちさ子&男組コンサート2015(宝山ホール)
2月8日
* 「ひかりのなかで」往復書簡(3月号)ー書簡に万感の想いを込めて(仮)ーを送る。
  2年間にわたった書簡もこの3月で最終号を迎え、大平様からたくさんのことを学ぶこと
 ができた。それだけでなく悠ちゃんの成長ぶりも垣間見ることができたのもその一つで、
 大平様とこのような形で書くことができたことは私にとって忘れられない体験となった。
  「大乗」のライター・大栗様に大感謝!
* 3月7日に開かれるJDS広島支部「えんぜるふぃっしゅ」主催:「世界ダウン症の日」記
 念イベント~スピーチ大会作品展~」のチラシの原稿を送る。
1月16日
* 公益社団法人発達協会・赤羽指導室の小倉様より『発達障害白書』(発達障害に関す
 る除法をまとめた年報のようなもの)の原稿依頼。
3月21日
* 朝日放送株式会社・編成本部アナウンスセンターの武田和歌子様よりメッセージ入り
 肉うどんセットが届く。家族三人でとてもおいしく食べた。
* 2015・3・7「世界ダウン症の日」記念イベントースピーチ大会作品展ーに寄せる下
 記のメッセージを日野様に送る。
  JDS広報部担当の上原様にも同メッセージを送る。

  
2月15日
1月14日
 香川・中野雅俊先生より今年の干
支・未の壁掛けが届く。
 「4月から3年生になる悠(はるか)が鼻水を垂らしながら、コンコン咳を
しながらそれでも学校を休むことなく元気に過ごしています。悠がこんなに
健やかに成長してくれたのも、本当に綾さんとご両親のおかげだと感謝して
います。

 
3月27日
* 「21番目のやさしさにーダウン症のわたしからー」、6刷!
  JDS鹿児島準支部主催(OHANA CLUB):貸切路面電車の旅。
 この日は天気もよく、このイベントにふさわしい陽気だった。子どもたちも親御さんも大満足
のようだった。
 とても懐かしい方々とも再会できてよかった。

* 香川・中野雅俊先生より今年の干支・未のかわいい壁掛けが届く。
 JDS広島支部「えんぜるふぃっしゅ」主催:「世界ダウン症の日」記念イベントース
ピーチ大会&作品展ー(広島市区民文化センター)
3月7日
* 午前10時51分、JR九州・特急きりしまで鹿児島中央駅へ。
  鹿児島中央駅から列車を乗り継いで山陽新幹線で広島へ。
  10年前の2008年に岡山での講演旅行のついでに家族三人で広島に行き、宮島の厳島神社
 や広島平和記念資料館を回ったことがとても懐かしく思い出される。その時はもう一つの
 講演先・神戸での講演を控えていたため、市内を駆け足で回りながら後にしなければなら
 なかった。
  今回は私の念願の尾道をゆっくり回れるとのこともあって、文学好きな私に両親が提案
 してくれた。
  広島駅からタクシーで市内のホテルに到着。部屋でゆっくりと体を休め、ホテルの近く
 にある美術館へ。
  講演旅行初日、市内のホテルに一泊。

    
2月23日
 「えんぜるふぃっしゅの皆様、「世界ダウン症の日」記念大会の開催、心よりお祝い申し上げ
ます。
 2004年に私が参加したシンガポールでの世界ダウン症会議で大会会長のシン先生が3月21日を
「世界ダウン症の日」として提唱され、私もお祝いのメールをお送りしたのが思い出されます。
 2012年に国連が国際デーとして制定してから世界各国、日本各地でもお祝いする日となりまし
た。
 新型出生前診断が導入され、ダウン症の命が否定されようとしている今、この会が世界平和の
発信地・広島で行われるのはとても意義深いことです。
 おめでとうございます! Congratulations!」          

                   2015・3   岩元 綾
高嶋ちさ子様とツーショット
 2014年、私たち家族は『走り来れよ、吾娘よ』の出版から15周年を記念して『こ
とばが生まれるとき』の出版を祝う会を多くの方々が開いて下さいました。このよ
うな会を企画して下さり、支えて下さった皆様に心から感謝しています。
 私は『生まれてこないほうがいい命なんてないー出生前診断によせてー』(写真
右)を出版しました。2012年に導入された新型の出生前診断についてダウン症者本
人としての思いを書いたこの本は自分と向き合う大切な時間となり、私に書くこと
の難しさを教えてくれました。
 2015・3・21「世界ダウン症の日」
* やっと新年最初の私のHPーVol.19ーをjpindexのほうに掲載することができた。ぐるぐ
 る空中を回っていたのか、どちらなのか自分でも分からないままでいたが、問題が丸く収
 まってよかった。ホームページの作り方の難しさを痛感した。
1月18日
 まだまだ伝えきれていないことがたくさんあると思いますが、命の大切さだけでなく生きるこ
とのすばらしさを2015年の今年も訴え続けながら今後の活動に活
かしていきたいと思っています。
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* 2月8日に鹿児島市内の宝山ホール(鹿児島市民文化センター)で開かれる高嶋ちさ子&
 男組コンサートの件で高嶋音楽事務所のちさ子様のお父様にメールを送ったら、「あなた
 のことはよく覚えていますよ。開場は開演30分前だと思いますが、それより少し前ぐら
 いに、楽屋をお訪ね下さい。」というご返事を頂き、とても嬉しく思った。

 
 
 
 
* JDS広島支部えんぜるふぃっしゅの日野様に3・7広島講演のパンフレットの最終確認
 を送る。
2月28日
* 福井のダウン症児親の会「すくすく会」の山下様よりリーフレット掲載の写真依頼で、
 写真候補1を送る。
1月31日