トピックス Part2

 コピソン先生がホテルに迎えに来て下さり、バンクーバー・コロンビア大学(UBC)の中にあ
る博物館に連れて行って下さいました。コピソン先生が館内を案内しながら説明して下さり、
とても勉強になりました。詳しいことは私のHP
「美術館巡り」Part.2のほうで紹介します。
 

私のカナダ紀行(バンクーバー)

  現地の療育施設・Cascadia(キャスケイディア)へ。
  早稲田大学の長谷川先生ご一家のお世話で訪問することになりました。
  奥様の静江様のお友達のアルバート・勝子様がホテルに迎えに来て下さり、シーバス(sea boat)
 乗り場に向かいました。ちょうど藤田先生ご一行も一緒に行かれることになり、総勢14名で乗船しま
 した。
  スタンレーパークなど、周りの景色を見ながら湖のような海の上をゆっくりと静かに走るシーバス
 (sea boat)は気持ちのいいものでした。
  降りるとデイビッド・長谷川くんが迎えに来ていて、Cascadia(キャスケーディア)に案内して下さ
 いました。
 

8月23日(水)

 Talent show(タレントショー)が終わったあとで、私がこの会の世界会議賞を受賞した経緯を
母から聞きました。「あなたがこれまでダウン症について理解を求めて頑張ってきたことと、絵
本の翻訳や第8回世界会議でのスピーチなどが評価されてもらった賞なのよ」と母が言いました。

 その楯(たて)には
「Exceptional Person With Down Syndrome Award」ーRecognizing the outstanding example, leadership and contribution that you have made to inspire others「優れた才能を持つダウン
症者本人の賞」(あなたの他の人々に対するリーダーシップと優れた功績を称えます)と刻み込まれてい
ます。
 会場でこの会議のボランティアで尽力された山下さんご一家ともお会いしました。そしてシンガポール
でお会いしたラブジャンクスの方たちとも再会しました。
 昼食が終わって会場を出ると、目の前には氷河を見に行くという豪華客船があり、とても気持ちのいい
午後でした。日本から来たラブジャンクス方たちとゆっくりと話をしながらホテルに帰りました。
 夜のディナー&ダンスパーティーはいろんな国の方々とお会いしましたが、次の日の準備に備えてディ
ナーだけで帰りました。

             

 私は自身が英訳・出版したMAGIC CANDY DROP(魔法のドロップ)を朗読しま
した。広くてにぎやかな雰囲気の会場だったので少し不安でしたが、会場の皆
さんがとても静かに熱心に聞いてくれました。
 世界大会のボランティアの山下さんが私の絵本の朗読に使うテーブルなどを
いろいろ探して、準備して下さってとても助かりました。
 朗読が終わった時、予期せぬ事態が起こったのです。通訳して下さった寺山
さんと母が楯のようなものを持ってきました。それを見たディレクターの方と
司会の方が“Oh!”と驚きの叫びをあげて、会場の面前に紹介しながら楯を私

ンクーバーの街が一望に見渡せました。
 公園のあちこちを歩き回りたかったのですが、時間の関係で世界会議の会場に引き返さなければなり
ませんでした。

 帰りはナンさんご夫妻がホテルまで送って下さり、名残り惜しくお別れしてバンクーバーの夜はふけて
いきました。

 一週間のカナダ旅行が無事に終わることを祈り、いよいよモザイクの国・カナダへ。
 カナダ旅行は私たち家族にとって初めての体験でした。
 赤ちゃん体操の藤田先生一行と関西空港で合流できて喜んでいたのですが、飛行機が七時間も遅れて
出発したのでした。
 グレースさんとの別れを惜しみながら、ご両親がバンクーバーの景色が一望できる高級住宅街
を案内して下さいました。ますの養殖場のある広い湖を案内して下さる予定でしたが、私たちの
時間がなく、ホテルに送って頂きました。

8月27日(日)

 いよいよTalent Show(タレントショー)。
 8時30分、会場のコンベンションホールへ。
 二階の昼食の受付場所でLove Junx(ラブジャンクス)の方々とお会いし、一緒に受付をしな
がら会場に向かいました。
 Talent show(タレントショー)の会場はポスターセッションのあった同じ所でしたが、そこ
はなんと世界各国からやってきたダウン症の若者たちが自己表現をする場でした。激しいロッ
ク調の音楽に合わせてギターを持ってダンスをする人たちや美しい音色でバイオリンを弾く人、
アコースティックギターに合わせてきれいな声で歌う人などがいました。

 

8月26日(土)

  なんと、私はここで30分間のスピーチをすることになっていたのです。
  中庭のようなところで体中をリラックスさせる運動の指導を受けたあと、施設内を見学しました。
 施設内のあまり大きくない部屋にぎっしり座って、みんな私のスピーチを熱心に聞いてくれました。
  私の赤いブラウスと同じ真っ赤な着物を着た童女の日本人形を記念に差し上げました。とても喜
 ばれました。
  スピーチのあとにはもう一つのこの施設に住んでいる人たちの部屋を見学しました。とてもきれい
 な、立派な部屋でサポーター付ということでした。私もこんな部屋に住んでみたいと思いました。(^^)

 昼食はシーバス(Sea boat)乗り場近くのレストラン。そこで食べたから揚げ丼は久しぶりの
ご飯(初めてのインディカ米でしたが・・・)をとてもおいしく頂きました。母と藤田先生はシ
ーフードの焼きうどんを食べ、母は久しぶりに日本のうどんをおいしく食べたと言っていました。

 

んで聞かせてほしいと言われて読んだところ、感情がこもっていてすば
らしいと言われました。

 ポスターセッション。出発の2日前、ポスターセッションの大きなブースが私たちのために用意
されているというメールが入ってきました。どうしようと迷いながら、一応本や資料をキャリーに
詰めて持って行きました。「すこやかノート」の吉岡先生たちがポスターセッションをされるとい
うことだったので、私たちも頑張ろうとバンクーバーの街に文房具屋さんを探しに行き、やっと探
して父が作ったのが写真です。

 グレースさんは12歳の時に台湾からバンクーバーに移住されたそうです。
 それまでは中国語で生活していましたが、その時から家庭教師がつき始め
て英語を勉強され、学校では高校までマンツーマンでサポーターがついたと
いうことでした。
 現在もライターのJudy McFarlane(ジュディー・マクファーレン)さんが
家庭教師としてついておられて、英語を習得されています。

グレースさんと家庭教師のJudyさん

 飛行機は23日の午後3時過ぎ(日本時間)にバンクーバーに着きました。
 午前中にするはずだった市内観光は結局、夕方になってしまいました。それでもスタ
ンレーパークは観光客でいっぱいで、トーテムポールの前ではそれぞれ記念撮影をし
ていました。
 広い公園内を馬車が走っていました。トーテムポールの横を通り抜けると、海が広が
っていて、その向こうにカナディアン・ロッキーにつながるバンクーバーの山々が見えま
した。
 広い公園内のあちらこちらを見て回りたかったのですが、長~~い旅の疲れで体が
動きませんでした。写真はすっかり疲れ気味の家族三人です。

 グレースさんは現在、Vancouver Town College(バンクーバー市立短期大学)に在学中です。
 この短期大学では1クラス10人くらいであらゆる障害を持つ人たちが一緒に入っていて、サポー
ターはまったくついていなくてそれぞれの学生が自分にあった技能を身につけるために勉強する
のだといいます。

 

 午後2時、Grace Chen(グレース・チェン)さんご一家のお宅に伺いました。日本を出発する前
にJDS(日本ダウン症協会)を通じて会いたいというメールがチェンさんから入っていて、お母様
とお兄様がホテルに迎えに来て下さいました。
 チェンさんのお宅は高台の閑静な住宅街にありました。

世界会議事務局のSue Porcoさんと

タレントショーで

に渡してくれたのです。会場の面前に紹介しながら楯を私に渡してくれたのです。会場の人々が
総立ち(スタンディング・オベーション)になって拍手しているなかで何をもらったのか分から
ないまま、呆然としていました。ラブジャンクスのフィナーレで会場が沸いているなかでも、ぼ
ーとしていました。 

 我が家の専属カメラマンの父はこの時、ビデオカメラを回していて私が楯をもらうところを写
真に撮るのを忘れていたのでした。

 ご一緒した大阪教育大学の先生方はこれらの見学について、とても勉強
になったと言っておられました。
 赤ちゃん体操の先生方や施設のスタッフの方々との施設の前での記念撮
影(写真右)を終え、Grouse Mountain(グロース・マウンテン)の停留
所に送って頂きました。
 急な山の斜面を一気にケーブルカーでグロース・マウンテンに上り、下り
ると大きな公園になっていました。ケーブルカーの窓からも展望台からもバ

藤田先生ご一行とキャスケーディアの方々と

 ポスターセッションに戻り、私たちは世界中のいろんな人たちと交流しながら5時半過ぎに後
片付けをしました。
 次の日(26日)のTalent show(タレントショー)の会場の確認に行き、その時初めてタレン
トショー担当のSue Porco(スー・ポルコ)さんとお会いしました。
 この夜は私がもらった世界会議賞の授賞式があったようですが、何も知らない私たちはホテル
のラウンジで海を見ながら食事をしていました。                 

8月25日(金)

 ナンさん手作りのディナーをごちそうになりました。私はサーモンが大好き
なので、何度もお代わりをしました。母も同じでした。とてもおいしく頂きまし
た。
 父がとうもろこしのお代わりをしたら、ナンさんは手をたたいてとても喜ば
れました。カナダはとうもろこしとサーモンが旬だということでした。
 父はワインがとてもおいしかったと言います。
 食後にはナンさん手作りの甘~~いパイを頂きました。とてもおいしかった
です。
                 
 

 その日の夕方5時、コピソン先生のお車でナン・グレゴリーさんのお宅に向かいました。
 今回のバンクーバー行きの目的は私が翻訳・出版したカナダの絵本HOW SMUDGE CAME「スマッジ
がいるから」の原作者のナン・グレゴリーさんにお会いするためで、私の長年の夢でした。
 NPO法人JACFA(日本カナダ友好協会)福岡支部の代表・浅海道子先生や元カナダ大使夫人のコピ
ソン珠子先生のお骨折りで、バカンスから帰ってこられたナンさんとお会いすることになったので
した。

 

 ナンさんのお宅は森の中のような、大きな木のある静かな住宅街にあり
ました。
 初めてナンさんとお会いした時、優しい心を持つお方だなとすぐに感じ
ました。最初私は緊張していましたが、ナンさん自身もご自分の緊張する
気持ちと重ね合わせながら私を受けとめて下さいました。
 ご自宅の外のテラスでMAGIC CANDY DROP(魔法のドロップ)を私に読ん

 コピソン先生の通訳で父との会話が弾みました。
 食後、ナンさんのご主人が愛犬のLadyと私たちを散歩に誘って下さいました。広
い公園を抜けると、ものすごく大きな木々があり、まるで森のようでした。
 ナンさんの書斎も見せて下さり、画集や新しい絵本も頂きました。

ナンさんご夫妻

 私たちは常にブースの前にいることはできませんでしたが、私のシンガポールでのスピ
ーチを食い入るように見つめている世界各国の人たちが何人もいたそうです。
 25日は4時半から5時半までいましたが、ドイツやイギリスの方たちや日本の方が熱心
に見ておられて一緒に写真を写していかれました。シンガポールで出会った方たちも何人
か見え、Jessica Chenさんともお会いしました。
 もう終わろうとしているところにニガラグアからの方が見えて、名残惜しそうに何か英語
の本はないかと言われるのですが、片づけようと取り外した私のシンガポールでのスピーチ原稿をあげま
した。とても喜んで、何度も振り返っていかれました。
 私たちはポスターセッションをやってよかったと話し合いました。

 ご主人が(UBCの先生だそうです)ご自宅の庭で育てられたものだと書いてありました。やっとバン
クーバーに来たんだなという実感がわいてきました。

 

 バンクーバーのホテルに着くなり、ルームクリーニングで40分もロビー
で長く待たされました。
 やっと部屋に入ることができ、入ってみるととてもきれいなお花がぽつ
んと届いていました。どなたからだろうと、どきどきしながらメッセージ
カードを開けてみると“ようこそ!バンクーバーへ”というコピソン珠子
先生(元カナダ大使夫人)からのものでした。

8月24日(木)~25日(金)

 その夜はようやく待望のシーフードレストランに行き、海を見ながらバンクーバー最後の夕食を
取りました。おいしかった(^^) 
          

 幼いころからあまり騒々しいテレビなど見せず、できるだけ静かな音楽を聞かせて育てたとお母
様がおっしゃっていました。

 グレースさんはバンクーバーに移住して12年目の今年、“Cinderella-Grace-Vancouver
Princess
という童話を英語で出版されました。ご自分の仕事部屋だと言ってお部屋
を見せて下さいました。
 ご両親はグレースさんがだんだん中国語を忘れていくと少し寂しそうでした。
 お母様は日本に留学されたことがあり、日本語も話されましたが、少し難しくな
ると漢字を書いて筆談でいろいろなことを母に説明して下さいました。
 お父様とお兄様はグレースさんが世界で一番おいしいと自慢する最高のウーロン
茶をご馳走して下さいました。
 広いお庭に面した日当たりのよいお部屋で午後のひとときを楽しく語らうことが
できました。

8月28日(月)

 朝8時に旅行会社の車でホテルを出て、バンクーバー空港に向かいました。空港に着くとすで
に藤田先生ご一行がついておられました。私の受賞を報告すると、とても喜んで下さってその場
で早速、記念撮影が始まりました。

バンクーバー空港で藤田先生と

キャスケーディアでのスピーチ

トーテムポールの前で

ナンさんと

ナンさん、コピソン先生、私たち家族

グレースさんとご両親、Judyさん

グロース・マウンテンから見たバンクーバーの街

 午前11時35分、飛行機はバンクーバー空港を飛び立ち、一路関西空港へ。
 私たちはたくさんの出会いと素敵な思い出を作ってくれたバンクーバーの街に別れを告げたの
でした!

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