トピックス Part2

私のカナダ紀行(バンクーバー)

 幼いころからあまり騒々しいテレビなど見せず、できるだけ静かな音楽を聞かせて育てた
とお母様がおっしゃっていました。

  Talent show(タレントショー)が終わったあとで、私がこの会の世界会議賞を受賞した
経緯を母から聞きました。「あなたがこれまでダウン症について理解を求めて頑張ってき
たことと、絵本の翻訳や第8回世界会議でのスピーチなどが評価されてもらった賞なのよ」
と母が言いました。
 楯(たて)には
「Exceptional Person With Down Syndrome Award」ーRecognizing the outstanding example, leadership and contribution that you have made to inspire others「優れた才能を持つ
ダウン症者本人の賞」:(あなたの他の人々に対するリーダーシップと優れた功績を称えます)
と刻み込まれています。
 会場でこの会議のボランティアで尽力された山下さんご一家ともお会いしました。そして、シン
ガポールでお会いしたラブジャンクスの方たちとも再会しました。
 昼食が終わって会場を出ると、目の前には氷河を見に行くという豪華客船があり、とても気持
ちのいい午後でした。日本から来たラブジャンクスの方たちとゆっくりと話をしながらホテルに帰
りました。
 夜のディナー&ダンスパーティーはいろんな国の方々とお会いしましたが、次の日の準備に備
えてディナーだけで帰りました。

             

すばらしいと言われました。
 ナンさん手作りのディナーをごちそうになりました。私はサーモンが
大好きなので、何度もお代わりをしました。母も同じでした。とてもお
いしく頂きました。
 父がとうもろこしのお代わりをしたら、ナンさんは手をたたいてとて
も喜ばれました。カナダはとうもろこしとサーモンが旬だということで
した。
 父はワインがとてもおいしかったと言います。
 食後にはナンさん手作りの甘~~いパイを頂きました。とてもおいし
かったです。

8月23日(水)

8月27日(日)

 一週間のカナダ旅行が無事に終わることを祈り、いよいよモザイクの国・カナダへ。
 カナダ旅行は私たち家族にとって初めての体験でした。
 赤ちゃん体操の藤田先生一行と関西空港で合流できて喜んでいたのですが、飛行機が七時間
も遅れて出発したのでした。

 グレースさんは現在、Vancouver Town College(バンクーバー市立短期大学)に在学中です。
 この短期大学では1クラス10人くらいであらゆる障害を持つ人たちが一緒に入っていて、
サポーターはまったくついていなくてそれぞれの学生が自分にあった技能を身につけるため
に勉強するのだといいます。

 

 私は自身が英訳・出版したMAGIC CANDY DROP(魔法のドロップ)を朗読
しました。広くてにぎやかな雰囲気の会場だったので少し不安でしたが、
会場の皆さんがとても静かに熱心に聞いてくれました。
 世界大会のボランティアの山下さんが私の絵本の朗読に使うテーブル
などをいろいろ探して、準備して下さってとても助かりました。
 朗読が終わった時、予期せぬ事態が起こったのです。通訳して下さっ
た寺山さんと母が楯のようなものを持ってきました。それを見たディレ
クターの方と司会の方が“Oh!”と驚きの叫びをあげて、会場の面前に

  なんと、私はここで30分間のスピーチをすることになっていたのです。
  中庭のようなところで体中をリラックスさせる運動の指導を受けたあと、施設内を見学し
 ました。
  施設内のあまり大きくない部屋にぎっしり座って、みんな私のスピーチを熱心に聞いてくれ
 ました。私の赤いブラウスと同じ真っ赤な着物を着た童女の日本人形を記念に差し上げまし
 た。とても喜ばれました。
  スピーチのあとにはもう一つのこの施設に住んでいる人たちの部屋を見学しました。とてもき
 れいな、立派な部屋でサポーター付ということでした。私もこんな部屋に住んでみたいと思いま
 した。(^^)

 グレースさんは、12歳の時に台湾からバンクーバーに移住されたそう
です。
 それまでは中国語で生活していましたが、その時から家庭教師がつき
始めて英語を勉強され、学校では高校までマンツーマンでサポーターが
ついたということでした。
 現在もライターの
Judy McFarlane(ジュディー・マクファーレン)さん

 グレースさんとの別れを惜しみながら、ご両親がバンクーバーの景色が一望できる高級
住宅街を案内して下さいました。ますの養殖場のある広い湖を案内して下さる予定でした
が、私たちの時間がなく、ホテルに送って頂きました。

 午後2時、Grace Chen(グレース・チェン)さんご一家のお宅に伺いました。日本を出発
する前にJDS(日本ダウン症協会)を通じて会いたいというメールがチェンさんから入っ
ていて、お母様とお兄様がホテルに迎えに来て下さいました。
 チェンさんのお宅は高台の閑静な住宅街にありました。

8月26日(土)

 いよいよTalent Show(タレントショー)。
 8時30分、会場のコンベンションホールへ。
 二階の昼食の受付場所で
Love Junx(ラブジャンクス)の方々とお会いし、一緒に受付を
しながら会場に向かいました。
 
Talent show(タレントショー)の会場はポスターセッションのあった同じ所でしたが、
そこは世界各国からやってきたダウン症の若者たちが自己表現をする場でした。激しいロ
ック調の音楽に合わせてギターを持ってダンスをする人たちや美しい音色でバイオリンを
弾く人、アコースティックギターに合わせてきれいな声で歌う人などがいました。

 

 朝8時に旅行会社の車でホテルを出て、バンクーバー空港に向かいました。空港に着く
とすでに藤田先生ご一行がついておられました。私の受賞を報告すると、とても喜んで下
さってその場で早速、記念撮影が始まりました。

 帰りはナンさんご夫妻がホテルまで送って下さり、名残り惜しくお別れしてバンクーバーの夜は
ふけていきました。

 ご一緒した大阪教育大学の先生方はこれらの見学について、とても
勉強になったと言っておられました。
 赤ちゃん体操の先生方や施設のスタッフの方々との施設の前での
記念撮影(写真右)を終え、
Grouse Mountain(グロースマウンテン)の
停留所に送って頂きました。
 急な山の斜面を一気にケーブルカーでグロースマウンテンに上り、
下りると大きな公園になっていました。ケーブルカーの窓からも展望
台からもバンクーバーの街が一望に見渡せました。

 飛行機は23日の午後3時過ぎ(日本時間)にバンクーバーに着きました。
 午前中にするはずだった市内観光は結局、夕方遅くになってしまいまし
た。それでもスタンレーパークは観光客でいっぱいで、トーテムポールの
前ではそれぞれ記念撮影をしていました。
 広い公園内を馬車が走っていました。トーテムポールの横を通り抜ける
と、海が広がっていて、その向こうにカナディアン・ロッキーにつながる
バンクーバーの山々が見えました。
 広い公園内のあちらこちらを見て回りたかったのですが、長~~い旅の
疲れで体が動きませんでした。写真はすっかり疲れ気味の家族三人です。

 その夜はようやく待望のシーフードレストランに行き、海を見ながらバンクーバー最後
の夕食を取りました。おいしかった(^^) 
   
       

 グレースさんはバンクーバーに移住して12年目の今年、“Cinderella-Grace-Vancouver
Princessという童話を英語で出版されました。ご自分の仕事部屋だと言ってお部屋
を見せて下さいました。
 ご両親はグレースさんがだんだん中国語を忘れていくと少し寂しそうでした。
 お母様は日本に留学されたことがあり、日本語も話されましたが、少し難しくな
ると漢字を書いて筆談でいろいろなことを母に説明して下さいました。
 お父様とお兄様はグレースさんが世界で一番おいしいと自慢する最高のウーロン
茶をご馳走して下さいました。
 広いお庭に面した日当たりのよいお部屋で午後のひとときを楽しく語らうことが
できました。

が家庭教師としてついておられて、英語を習得されています。

 ポスターセッションに戻り、私たちは世界中のいろんな人たちと交流しながら5時半過
ぎに後片付けをしました。
 次の日(26日)の
Talent show(タレントショー)の会場の確認に行き、その時初めてタ
レントショー担当の
Sue Porco(スー・ポルコ)さんとお会いしました。
 この夜は私がもらった世界会議賞の授賞式があったようですが、何も知らない私たちは
ホテルのラウンジで海を見ながら食事をしていました。         
        

 昼食はシーバス(SeaBus)乗り場近くのレストラン。そこで食べたから揚げ丼は久しぶ
りのご飯(初めてのインディカ米でしたが・・・)をとてもおいしく頂きました。母と藤
田先生はシーフードの焼きうどんを食べ、母は久しぶりに日本のうどんをおいしく食べた
と言っていました。

 

グレースさんと家庭教師
のJudyさん

 コピソン先生がホテルに迎えに来て下さり、バンクーバー・コロンビア大学(UBC)の中
にある博物館に連れて行って下さいました。コピソン先生が館内を案内しながら説明して
下さり、とても勉強になりました。詳しいことは私のHP
「美術館巡り」Part.2で紹介します。

 

世界会議事務局のSue Porcoさんと

紹介しながら楯を私に渡してくれたのです。会場の面前に紹介しながら楯を私に渡してく
れたのです。会場の人々が総立ち(スタンディング・オベーション)になって拍手してい
るなかで何をもらったのか分からないまま、呆然としていました。ラブジャンクスのフィ
ナーレで会場が沸いているなかでも、ぼーとしていました。 

 我が家の専属カメラマンの父はこの時、ビデオカメラを回していて私が楯をもらうとこ
ろを写真に撮るのを忘れていたのでした。

タレントショーで

藤田先生ご一行とキャスケーディ
アの方々と

 私たちは常にブースの前にいることはできませんでしたが、私のシンガポールで
のスピーチを食い入るように見つめている世界各国の人たちが何人もいたそうです。
 25日は4時半から5時半までいましたが、ドイツやイギリスの方たちや日本の方
が熱心に見ておられて一緒に写真を写していかれました。シンガポールで出会った
方たちも何人か見え、
Jessica Chenさんともお会いしました。
 もう終わろうとしているところにニガラグアからの方が見えて、名残惜しそうに何か
英語の本はないかと言われるのですが、片づけようと取り外した私のシンガポールでのスピーチ
原稿をあげました。とても喜んで、何度も振り返っていかれました。
 私たちはポスターセッションをやってよかったと話し合いました。

 バンクーバーのホテルに着くなり、ルームクリーニングで40分もロ
ビーで長く待たされました。
 やっと部屋に入ることができ、入ってみるととてもきれいなお花が
ぽつんと届いていました。どなたからだろうと、どきどきしながらメ
ッセージカードを開けてみると“ようこそ!バンクーバーへ”という
コピソン珠子先生(元カナダ大使夫人)からのものでした。

 公園のあちこちを歩き回りたかったのですが、時間の関係で世界会議の会場に引き返さなけ
ればなりませんでした。

 その日の夕方5時、コピソン先生のお車でナン・グレゴリーさんのお宅に向かいました。
 今回のバンクーバー行きの目的は私が翻訳・出版したカナダの絵本
HOW SMUDGE CAME「スマ
ッジがいるから」の原作者のナン・グレゴリーさんにお会いするためで、私の長年の夢で
した。
 NPO法人JACFA(日本カナダ友好協会)福岡支部の代表・浅海道子先生や元カナダ大使夫
人のコピソン珠子先生のお骨折りで、バカンスから帰ってこられたナンさんとお会いする
ことになったのでした。


 

 ポスターセッション。出発の2日前、ポスターセッションの大きなブースが私たちのた
めに用意されているというメールが入ってきました。どうしようと迷いながら、一応本や
資料をキャリーに詰めて持って行きました。「すこやかノート」の吉岡先生たちがポスタ
ーセッションをされるということだったので、私たちも頑張ろうとバンクーバーの街に文
房具屋さんを探しに行き、やっと探して父が作ったのが写真です。

 コピソン先生の通訳で父との会話が弾みました。
 食後、ナンさんのご主人が愛犬のLadyと私たち家族を散歩に誘って下さいま
した。広い公園を抜けると、ものすごく大きな木々があり、まるで森のようで
した。
 ナンさんの書斎も見せて下さり、画集や新しい絵本も頂きました。

  現地の療育施設・Cascadia(キャスケイディア)へ。
  早稲田大学の長谷川先生ご一家のお世話で訪問することになりました。
  奥様の静江様のご友人・アルバート勝子様がホテルに迎えに来て下さり、日本でいえば水上
 バス:シーバス(
SeaBus)乗り場に向かいました。ちょうど藤田先生ご一行も一緒に行かれること
 になり、総勢14名で乗船しました。
  スタンレーパークなど、周りの景色を見ながら湖のような海の上をゆっくりと静かに走るシー
 バス(
SeaBus)は気持ちのいいものでした。
  降りるとデイビッド・長谷川くんが迎えに来ていて、
Cascadia(キャスケーディア)に案内して下
 さいました。
 

 ナンさんのお宅は森の中のような、大きな木のある静かな住宅街に
ありました。
 初めてナンさんとお会いした時、優しい心を持つお方だなとすぐに
感じました。最初私は緊張していましたが、ナンさん自身もご自分の
緊張する気持ちと重ね合わせながら私を受けとめて下さいました。
 ご自宅の外のテラスで、
MAGIC CANDY DROP(魔法のドロップ)を私に
読んで聞かせてほしいと言われて読んだところ、感情がこもってい

ナンさんと

8月25日(金)

ナンさんご夫妻

8月24日(木)~25日(金)

バンクーバー空港で藤田先生と

キャスケーディアでのスピーチ

トーテムポールの前で

 午前11時35分、飛行機はバンクーバー空港を飛び立ち、一路関西空港へ。
 私たちはたくさんの出会いと素敵な思い出を作ってくれたバンクーバーの街に別れを告
げたのでした!

グレースさんとご両親、Judyさん

8月28日(月)

 ご主人が(UBCの先生だそうです)ご自宅の庭で育てられたものだと書いてありました。や
っとバンクーバーに来たんだなという実感がわいてきました。

 

ナンさん、コピソン先生、私たち家族

グロース・マウンテンから見たバンクーバーの街

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