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Rita Lawrenzさん「巻頭言」

 新年を迎えて、ベルリンの障害者の利益代理人に私は次のような質問を受けた。
 「ダウン症活動サークルはなぜ、まだこれからもあるのですか?ダウン症児は今日ではもう出生前診断で、世の中
に出てくることはないのに」 と。一瞬私は言葉を失い、深く息を吸った。それから私の相手と激しく議論を始めた」
と。(鹿児島国際大学短期大学部講師・佐々木美智子先生ご夫妻訳)

 「My Dream Came True!(夢は実現した!)ー「みんな同じ人間・同じ命」ーがドイツのダウン症関係の機
 関誌「MITTEILUNGEN」誌 Nummer 53(1/2006)に掲載!

2006年2月の記者会見場で

 このほど、我が家の三冊目の本『ことば育ちは心育て』が中国語で翻訳され、台湾東
販から出版されました。今回はエリアが<全世界>になっています。どこの国でも(洋
書で)入手できると思いますので、ご利用下さい。

ブックフェア会場・台湾東販ブースで

 もう一点、見学できてほんとうによかったと思う所がありました。ダウン症基金会の会員
の方のご案内で、ダウン症の子どもたちの保育園へ行きました。
 マンションのような所の広い一室をうまくレイアウトしてあり、言語を訓練する保育士さ
んがいたり、それぞれに専門員が配置され、<これはいいな>と思いました。こういった保育
園が何カ所かあるそうですが、ここでは十数人の幼児がとても明るく、遊具で遊び回り、ラ
ンチを食べている情景がとても印象的でした。日本にはダウン症児だけの保育園はないので
は?こんな保育園が日本にもあればいいと思いました。
 (コメント:日本では保育園に入れそうにない重度のお子さんも一緒に楽しそうでした。) 
                             

写真前列 手前から鶴岡
様、東販・片山様 ダウ
ン症基金会・林様(サイ
ン会場)

◆ 「走り来れよ、吾娘よ」が中国語版として台湾で翻訳・出版される!

 以前から財団法人台湾唐氏症(ダウン症)基金会の要望が強かった両親の処女作「走り来れよ、吾娘(あこ)よ
ー夢紡ぐダウン症児は女子大生ー」が台湾東販のご協力で中国語(繁体字)に翻訳され、下記のように2月1日(初
版発行)、出版されました。

  

 私たち家族は台湾東販と台湾唐氏症(ダウン症)基金会との出版記念会に招待され、
2月8日(水)から12日(日)の五日間にわたって次のようなスケジュールで台湾に滞
在しました。
 2月8日(水)ブックフェア会場と記者会見会場を見学。
  9日(木)週刊誌「Here」と「Yappy」のインタビュー。
 記者会見&サイン会
  10日(金)台北市立美術館など見学。
  11日(土)講演会(台湾師範大学) 交流会。
  12日(日)故宮博物館、見学。  13日(月)帰鹿 
  

 

MAGIC CANDY DROP
の紹介

 講演会後、台湾ダウン症基金会の李様より私たち家族に日・台家族交流活動記念の立派な楯を戴きました。
                                              

My Dream Came True

表 紙

『ことば育ちは心育て』が中国語に翻訳され、台湾で出版される!!

 この翻訳・出版を機に、台湾東販さんから著者の家族と担当編集者(私)が招待されました。時あたかも台湾で
は「第14回台北国際図書展示会」(ブックフェア)を開催中。その会場で、この本のサイン会が行われました。
 ちなみにこのブックフェアは毎年台湾の旧正月(春節)前後に開催され、今回は6日間の会期中に43万人が来場す
るという大規模なもの。参加国・地域41、出展社数は国内外をあわせて885、出展ブース1,910というスケールの大
きさ!活況に溢れ、時間が許せばもっとゆっくり見たいと思いました。
 また、サイン会に先がけて会場のすぐ隣のホテルで行われた出版記念記者会見も盛況で台湾の記者の方々の活発
な質問が嬉しかったことでした。もちろん翌朝の新聞にはこの様子がカラー写真で報道されました。
 台湾では現地の(財)中華民国唐氏症(ダウン症)基金会の会員の方々の要請を受けて、岩元ご一家の講演会が
開催されました。場所は台湾師範大学(日本でいえば旧東京教育大学ー現・筑波大学ー)のような大学でしょうか、
テレビの取材も入り、教室は親子連れで満員。
 日本ではダウン症の出生率は1000人に1人と言われますが、台湾では800人に1人とのことだそうです。岩元綾さ
んは四年制大学を受験して、卒業するというダウン症者としては非常に稀(まれ)な(おそらく日本では初めての)
女性ですから、どこに行っても「希望の星」と言われています。講演のあとはサインを求める人の列が続きました。
また、弊社と台湾東販がダウン症基金会から感謝状を頂きました。 

私の英訳絵本

(かもがわ出版HP・最近の話題より)

表  紙

 ひどい話です。人は障害があろうとなかろうと、みんな同じ人間・同じ命です。

 DSI(国際ダウン症連合)の機関誌「DOWN SYNDROME news and update」に掲載された私の拙いスピーチがドイツ
語に翻訳され、「MITTEILUNGEN」として次のように掲載されました。ダウン症の家族などをサポートしている会の
主宰者、Rita Lawrenzさんはこの「MITTEILUNGEN」の巻頭言で次のように書いています。


語言養成與心智開發 

作者:岩元昭雄、岩元甦子、岩元綾

出版社:台湾東販 譯 者:葉韋利
出版日期:2007 年 04 月1日
語言別:繁體中文

 台湾滞在中はブックフェアで超多忙な時期でしたのに、台湾東販の片山成二
総経理(社長)をはじめ、スタッフの方々が連日、親身にお世話をして下さい
ました。感謝に絶えません。
 滞在した5日間はあっと言う間でした。ごちゃごちゃとして人間が多く(バ
イクも多かった!)、食べものはおいしいという、この活気ある街の魅力に触
れ、またぜひ行ってみたいと思っています。
 何はともあれ、『走り来れよ、吾娘よ』の翻訳本の実現は本当に、本当にう
れしいことでした。」

日本の大学へ留学していた女性が台湾に帰り、結婚して生まれた二人目の子がダウン症児であったと。
 ネットなどで情報を探してたどり着いたのがこの走り来れよ、吾娘よ』の本でした。早速日本にいる友人を通じ
てこの本を取り寄せ、翻訳出版の運動をしたとのことです。

 私の「My Dream Came True!(夢は実現した!)副題:ーみんな同じ人間、同じ命ー」が「the DOWN
SYNDROME educational trust」から出ているイギリスの機関誌「DOWN SYNDROME news and update」に掲載!

 
第8回世界ダウン症会議(シンガポール)2004でのスピーチタイトル「My Dream Came True!(夢は実現した!)
ーみんな同じ人間、同じ命ー」が、DSI(世界ダウン症連合)の機関誌「DOWN SYNDROME news and update」内にあ
る「Exceptional achievement(優れた業績)」として掲載されました。これは世界各国のダウン症研究に携わる
研究者と本人・家族向けの機関誌です。
 出生前診断が日本よりもさらに広がっていきつつある欧米の先進諸国の人々に、ダウン症者本人としての立場で
少しでも自分の思いや意見が言えたことはよかったと思っています。

 
 

みんな同じ人間・同じ命

 この時の模様を同行されたかもがわ出版営業部の鶴岡淑子さんが次のように素敵な
文章を書いておられます。ぜひお読み下さい。
 「今回の台湾での翻訳出版は、台湾の(財)中華民国唐氏症(ダウン症)基金会の
会員の方の働きもあったようです。