
「今回の台湾での翻訳出版は、台湾の(財)中華民国唐氏症(ダウン
症)基金会の会員の方の働きもあったようです。日本の大学へ留学し
ていた女性が台湾に帰り、結婚して生まれた二人目の子がダウン症児
であったと。ネットなどで情報を探してたどり着いたのが、この『走り来た
れよ、吾娘よ』の本でした。さっそく日本にいる友人を通じてこの本を取
り寄せ、翻訳出版の運動をしたとのことです。
◆ 「走り来たれよ、吾娘よ」が中国語版として台湾で翻訳・出版される!
以前から台湾のダウン症基金会より要望の強かった「走り来たれよ、吾娘よー夢紡ぐダウン症児は女
子大生ー」(両親が最初に出版した本)が台湾東販のご協力により、中国語(繁体字)に翻訳され、下記
のように2月1日(初版発行)、出版されました。


私たち家族は台湾東販と台湾ダウン症基金会による出版記念会に
招待され、2月8日(水)から12日(日)の五日間、次のように台湾に滞
在しました。
2月8日(水) ブックフェア会場と記者会見会場を見学。
9日(木) 週刊誌「Here」と「Yappy」のインタビュー。
記者会見。 サイン会
10日(金) 台北市立美術館など見学。
11日(土) 講演会(台湾師範大学) 交流会。
12日(日) 故宮博物館、見学。 13日(月)帰鹿
この時の模様を同行されたかもがわ出版の鶴岡淑子さんが次のよう
に素敵な文章を書いておられます。ぜひお読み下さい。
この翻訳出版を機に、台湾東販さんから著者の家族と担当編集者(私)が招待されました。時あたかも
台湾では「14回台北国際図書展示会」(ブックフェア)を開催中。その会場でこの本のサイン会が行われ
ました。ちなみにこのブックフェアは毎年台湾の旧正月前後に開催され、今回は6日間の会期中に43万
人が来場するという大規模なもの。参加国・地域41、出展社数は国内外あわせて885、出展ブース1,910
というスケールの大きさ!活況に溢れ、時間が許せばもっとゆっくり見たいと思いました。
また、サイン会にさきがけて会場のすぐ隣のホテルで行われた出版記念記者会見も盛況で、台湾の記
者の方々の活発な質問がうれしかったことでした。もちろん翌朝の新聞にはこの様子がカラー写真で報
道されました。
台湾では現地の(財)中華民国唐氏症(ダウン症)基金会の会員の方々の要請を受けて、岩元ご一家
の講演会が開催されました。場所は台湾師範大学という、日本でいえば旧東京教育大学(現・筑波大学)
のような大学でしょうか、テレビの取材も入り、教室は親子連れで満員。
日本ではダウン症の出生率は1000人に1人といわれますが、台湾では800人に1人だそうです。岩元綾
さんは四年制大学を受験して、卒業するというダウン症者としては非常に稀な(おそらく日本では初めて
の)女性ですから、どこに行っても「希望の星」と言われています。講演のあとはサインを求める人の列が
続きました。また、弊社と台湾東販がダウン症基金会から感謝状をいただきました。
もう一点、見学できてほんとうによかったと思う所があり
ました。ダウン症基金会の会員のかたのご案内で、ダウ
ン症の子どもたちの保育園へ行きました。
マンションのような所の広い一室をうまくレイアウトして
あり、言語を訓練する保育士さんがいたり、それぞれに
専門員が配置され、<これはいいな>と思いました。
こういった保育園が何カ所かあるそうですが、ここでは
十数人の幼児がとても明るく、遊具で遊び回り、ランチ
を食べている情景がとても印象的でした。日本にはダ
ウン症児だけの保育園はないのでは?こんな保育園
が日本にもあればいいと思いました。(コメント:日本で
は保育園に入れそうにない重度のお子さんも一緒に
楽しそうでした。)
写真前列 手前から鶴岡様、東販・片山様
ダウン症基金会・林様(サイン会場)
台湾滞在中はブックフェアで超多忙な時期でしたのに、
台湾東販の片山成二総経理(社長)をはじめスタッフの方
々が連日、親身にお世話をして下さいました。感謝に絶え
ません。
滞在した5日間はあっと言う間でした。ごちゃごちゃして
人間が多く(バイクも多かった!)、食べものはおいしいと
いう、この活気ある街の魅力に触れ、またぜひ行ってみた
いと思っています。
何はともあれ、『走り来たれよ、吾娘よ』の翻訳本の実現
は本当に、本当にうれしいことでした。」
(かもがわ出版HP・最近の話題より)
講演後、台湾ダウン症基金会の李様より私たち家族に日・台家族交流活動記念の立派な楯を戴きま
した。
ブックフェア会場・台湾東販ブースで

◆
「My Dream Came True-(夢は実現した)-「みんな同じ人間・同じ命」--がドイツのダウン症
関係の機関誌「MITTEILUNGEN」誌 Nummer 53(1/2006)に掲載!
DSI(国際ダウン症連盟)の機関誌「DOWN SYNDROME news and update」に掲載された私のスピー
チがドイツ語に翻訳され、「MITTEILUNGEN」として次のように掲載されました。ダウン症の家族などを
サポートしている会の主宰者、Rita Lawrenzさんはこの「MITTEILUNGEN」の巻頭言で次のように書い
ています。
「新年を迎えて、ベルリンの障害者の利益代理人に私は次のような質問を受けた。
「ダウン症活動サークルはなぜ、まだこれからもあるのですか?ダウン症児は今日ではもう出生前診断で、世の中に出てくることはな
いのに」と。一瞬私は言葉を失い、深く息を吸った。それから私の相手と激しく議論を始めた」と。(鹿児島国際大学短期大学部講師
・佐々木美智子先生ご夫妻訳)
表 紙
みんな同じ人間・同じ命
Rita Lawrenzさん「巻頭言」
ひどい話です。人は障害があろうとなかろうと、みんな同じ人間・同じ命です。



表 紙
My Dream Came True
MAGIC CANDY DROP
の紹介
2006年2月の記者会見場で
私の英訳絵本



◆
『ことば育ちは心育て』が中国語に翻訳され、台湾で出版される!!

このほど、我が家の三冊目の本『ことば育ちは心育て』が中国語で翻訳さ
れ、台湾東販から出版されました。今回はエリアが<全世界>になってい
ます。どこの国でも(洋書で)入手できると思いますので、ご利用下さい。