ステビア資材とは?

ステビア草

ステビアは、南アメリカ・パラグアイ原産のキク科多年草植物
(学名: Stevia rebaudiana Bertoni)で、何百年も前から薬用植物や天然甘味料として使われてきました。ステビア草数種類のなかから、作物品質向上効果に優れる品種の茎葉を用いて、化学的処理をすることなく製造しています。このため、有機栽培にも使用できます。

ステビア資材の商品名と用途

商品名 /形状 /用途と使用法
ファームA /液体 /農作物全般に利用。葉面散布、土壌かん水。
アグリクラウンペレット /ペレット /農産物全般に利用。土壌混和。
ステビアパウダー /粉末 /農産物全般に利用。土壌混和。
ステビアペレット /ペレット/ 農産物全般に利用。土壌混和。

特殊肥料としての届出

肥料の種類 /製品名 /提出先 /受理日/ 受理番号
特殊肥料 /ファームA /鹿児島県加治木農林事務所 /平成15年1月20日 /鹿姶良肥生第10 号
特殊肥料 /アグリクラウン/ペレット /鹿児島県加治木農林事務所/ 平成15年7月25日 /鹿姶良肥生第13 号

有機JAS 規格適合資材

ステビア資材は、日本農林JAS 規格で有機栽培にも利用できる肥料あるいは土壌改良材として承認を受けることができます。【ステビアパウダー/ステビアペレット/ファームA/アグリクラウンペレット】

ファームA の安全性データ

試験項目 /試験機関 /試験結果
・急性毒性試験/LD50 日本食品衛生協会第01-4651号-02(1991年)/体重20gのマウス10匹に1gずつステビア原液を強制経口投与、10匹とも30分以内に正常に回復。結果として、LD50は1kgあたり50ml以上で、急性毒性は極めて低い。
・皮膚に対する安全性試験 /JR 東京総合病院 皮膚科日毛協研発第2059号(1990年)/ 健康な人の皮膚にステビア濃縮エキスを塗布後、48時間パッチを密閉塗布し判定。24時間後、42人中1人が軽微な紅斑、その他は異常なし。7日後、全員異常なし。
※ 2004年6月にWHO(世界保健機構)FAO(世界食糧機構)の合同部会においてステビアの安全性が認められた。


ステビア資材の効果

【品質】
 日持ちが良くなる
 食味が良くなる(濃厚な味わい)
 糖度が上がる(感応試験を行うと数値以上の感覚)
 低硝酸農産物になる
【生産性】
 生育が旺盛になる
 着果率が上がる
 秀品率が良くなる(玉伸びも良い)

注意:使用方法・使用量によっては効果が出にくい?