Webで学ぼう 霧島山

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主な山々


 火山火口湖

20を超える火山の中から主なものを紹介します

栗野岳 標高1,094m

 鹿児島県姶良郡湧水町にある火山です。霧島山の一番西側にあり,複数の火山の集まりでできています。

 約30万年前に加久藤カルデラで起きた大噴火の後、最初に活動を開始した火山の一つです。この火山から流下した溶岩によって川内川がせき止められ,古加久藤湖がつくられました。この湖は後に水が無くなり消滅しています。この地には江戸時代にミョウバンの鉱山がありました。

栗野岳
えびの高原 標高約1,200m

 韓国岳(からくにだけ)、蝦野岳(えびのだけ)、白鳥山(しらとりやま)、甑岳(こしきだけ)に囲まれた高原です。

えびの高原
えびの高原池めぐりコース
  えびの高原〜百紫池〜白鳥山〜六観音御池〜不動池〜えびの高原
   (2.5時間程度)
六観音御池 標高1,198m(水面の高さ)

 直径約440メートルの火山の爆発でできた湖です。六観音池または御池(みいけ)とも呼ばれています。約2万年前に起こった水蒸気爆発できたマールといわれるものです。

六観音御池
甑岳 標高1,301m

 山の頂が平らになっています。1万8千年前に何回かの噴火が繰り返されてできました。

甑岳
韓国岳 標高1,700m

 霧島山で最も標高の高い山で,頂上には直径900m、深さ300mの火口があります。霧島山登山でも人気の高い山で,毎年多くの登山客が頂上を目指して登っています。

韓国岳
韓国岳コース
  えびの高原〜硫黄山〜韓国岳登山道〜韓国岳頂上〜往復
   (往復4.5時間程度)
韓国岳 標高1,700m

 約4万年前にできた直径630m、周囲約2km、丸い形をした湖です。

大浪池
大浪池コース
   大浪池登山口〜大浪池避難小屋〜火口周辺歩道〜大浪池登山口
   (3.5時間程度)


 「大浪池伝説」
新燃岳 標高1,421m

 霧島山の中で,現在でも最も活動が盛んな火山です。山の形は約2万5千年前から約1万5千年前の間に作られています。

新燃岳
新燃岳コース
  高千穂河原〜中岳〜新燃岳〜往復
   (往復5時間程度)
御鉢 標高1,408m

 高千穂峰の西側の斜面に重なるように位置しています。直径約600メートル、深さ約200メートルの丸い大きな火口が特徴的です。現在でも活動が活発な火山です。742年の噴火から始まり,その後30回以上の噴火記録が残っています。中でも,788年の噴火はとても大きいものでした。

御鉢
高千穂峰コース
  高千穂河原〜古宮址〜御鉢火口縁〜馬の背〜高千穂峰頂上〜往復
   (往復4時間程度)
高千穂峰 標高1,574m

 ニニギノミコトが「天孫降臨」した霊峰といわれるように,霧島山を代表する山です。

高千穂峰
高千穂峰コース
  高千穂河原〜古宮址〜御鉢火口縁〜馬の背〜高千穂峰頂上〜往復
   (往復4時間程度)
二子石コース

   霧島東神社〜二子石火山〜高千穂峰〜往復
   (往復6.5時間程度)

 「天孫降臨神話」
高千穂峰 標高1,574m

 約4200年前に起きたマグマ水蒸気爆発でできた火口の跡に水がたまってできた湖です。とても大きな爆発だったようで,広い周辺に御池軽石(御池ボラ)と呼ばれる軽石の層が現在でも残っています。

御池