陵南中学校ブログ

　出校日の全校集会で，３名の先生方が「平和教育」を行いました。日本における，沖縄戦や原爆投下そして終戦の歴史や現在のウクライナでの戦争の学習に続き，絵本「戦争が町にやってくる」の読み聞かせを行いました。２人の先生が朗読し，１人の先生がピアノでBGM弾きました。生徒たちは，読み聞かせを通して，平和の大切さについてじっくりと考えていました。

　６月１１日（土）に株式会社九州タブチ代表取締役社長の鶴ヶ野未央氏に「我が子が働きたい・働かせたいと思える魅力的な会社を目指して」という演題で講話をいただきました。人口減少，若者の県外流出，離職などの県の現状を踏まえ，魅力的な会社づくりを目指した九州タブチの様々な取組を紹介していただきました。生徒たちは，自分の将来についてしっかり考えていきたいという気持ちを持つことができました。

　東京の産業技術総合研究所人工知能研究センターの大野美喜子さんを講師に迎え，「傷害予防って何だろう？～ＡＢＣ理論を学ぼう～」の授業をしていただきました。学校生活のなかで起こる様々な障害について，「予防の大切さ」，そして，「予防するためのＡＢＣ理論」（Ａ：変えたいもの，Ｂ：変えられないもの，Ｃ：変えられるもの）をグループワークなどを通して学びました。今後は，生徒の主体的に傷害予防に取り組む活動に発展していくことが期待されます。

　１年生が，ジオパーク学習の最初の取組として，市ジオパーク推進課から講師を招き自然講話を行いました。霧島山の火山や火口湖の歴史や現在の人々とのくらしとの関係などについて学び学習を深めました。今後，えびの高原でのジオガイド体験学習に繋がるものとなりました。

　２年生の進路学習の一環として，校区内にある特別養護老人ホームフラワーパーク園長の黒岩尚文氏に講話をしていただきました。黒岩氏は，陵南中初代生徒会長でもあり，玉利中から陵南中に変わる時の話しや当時の学校の様子なども教えていただきました。そして，現在の仕事に携わるまでに苦労したときも同級生が心の支えであったことや福祉について，介護される立場の人と社会との繋がりの大切さなど，貴重な話しをいただき深い学びを得ることができました。